「不安は一掃された」久保建英、カディス戦でのラフプレーによる影響無し 休暇明けに練習参加と現地報道
クラブ、そして日本代表にとっても朗報だ。 レアル・ソシエダの久保建英が現地時間12月21日(日本時間22日)に行われたカディス戦でラフプレーを受け、試合後には脇腹肋骨への影響もあると伝えられた。しかし、現地時間12月23日(同24日)、レアル・ソシエダの地元メディア『Noticias de Gipuzkoa』において、クリスマス休暇明けとなる12月28日にはトレーニングに参加できる見通しだと報じられた。 【動画】掴まれて振り回され…久保建英が悪質なファウルに激高したカディス戦のハイライト 第18節、敵地でのゲームとなったカディス戦で前半44分、相手陣内でドリブルを仕掛けようとした久保の右わき腹に、MFルベン・アルカラスの手が当たり久保が悶絶。崩れ落ちるように倒れ、試合が一時中断。ピッチ上でチームスタッフによる治療が行われた。 さらにこのゲームでは後半にもボールを持った久保に対し、アルカラスが腕やユニフォームを掴んだ上、投げ飛ばすという“暴挙”に及んだ。久保はピッチに叩きつけられる形となり、すぐさま立ち上がると険しい表情でアルカラスに詰め寄り、両チーム選手による口論も繰り広げられることに。その後も久保はプレーを続行しフル出場となったものの、負傷の状況を不安視する声も囁かれていた。 『Noticias de Gipuzkoa』では、久保の他にもカディス戦で負傷により交替したアマリ・トラオレ、アリツ・エルストンドの状況も伝えており、いずれも「メディカルテストを受けることなく、それぞれの休暇に入った」として、次節以降のプレーに問題無いものと見解を綴っている。 またこの一報は、同じくスペインメディア『Estadio Deportivo』でも扱われており、「クボに朗報、レアル・ソシエダを安堵させる」と銘打ったトピックを配信。久保の今後の試合出場可能と伝えている。同メディアは「12月9日にビジャレアルを破って以来、リーガでは未勝利のレアルにとって、カディス戦の後に発表された負傷者レポートが後味の悪いものであったことを考えれば、レアリスタにとっては朗報と言えるだろう」と現在のチーム状況にも言及。 その一方では、チームの攻撃の軸となっている日本人アタッカーについて「アノエタのスター選手のコンディションに対する不安は一掃された」と綴りながらも、「しかし、1月にはアジア・カップのためにチームを離れることを忘れてはならない」と日本代表活動で不在となると懸念を示している。 カディス戦のラフプレーによる久保の身体への影響がなかったことで、クラブ関係者やファンは一先ず、胸をなでおろすこととなった。来年1月2日のアラベス戦では、リフレッシュした久保の躍動する姿がホームのピッチでみられるはずだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]