山下杏也加のゲームキャプテンに熊谷紗希「自分が反対する理由は一つもない」
[10.26 国際親善試合 日本女子 4-0 韓国女子 国立] 新監督が決まる前の親善試合。難しいシチュエーションの中の試合も34歳のベテランがチームを引き締め、無失点勝利へ導いた。日本女子代表(なでしこジャパン)のDF熊谷紗希(ローマ)は「前半で3点取って折り返せたのも良かったし、欲を言えば後半にもっと追加点を取れれば良かったけど、全体としてゲームをコントロールしながら試合を運べたと思う」と振り返った。 【写真】「かわいい3人」「癒されます」…影山優佳さんがなでしこ戦士との3ショット公開 2011年の女子W杯優勝メンバーでもある熊谷は、2017年に当時の高倉麻子監督からキャプテンに指名され、池田太前監督の下でもなでしこジャパンのキャプテンを務めてきた。ところが、佐々木則夫監督代行が指揮したこの日は、GK山下杏也加がゲームキャプテンとして先発。熊谷の腕にキャプテンマークはなかった。 とはいえ、キャプテンマークの有無で自身のやるべきことは「まったく変わらない」と力説。これまでと同じように声でプレーでチームを引っ張り、「ノリさん(佐々木監督代行)とも話して、『今回(キャプテンを)やってほしい人がいる』とも聞いていた。そこに自分が反対する理由は一つもない。自分自身、そこに固執していない」と強調した。 キャプテンマークを巻いた山下についても「ヤマ(山下)はヤマのキャプテンをやればいい」と指摘。「私を習う必要はないし、らしくやってほしい」と気遣っていた。