〔欧州株式〕軒並み下落=英0.73%安、独1.13%安(30日)
【ロンドン時事】30日の欧州株式市場は軒並み下落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比59.98ポイント(0.73%)安の8159.63で引けた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は1.13%安、フランスCAC40種指数は1.10%安、ストックス欧州600種指数は1.25%安だった。 低調な企業業績などを手掛かりに売りが膨らんだ。セクター別では、ハイテク株や鉱業株などの下げが目立った。ユーロ圏の7~9月期の国内総生産(GDP)は前期比0.4%増と市場予想を上回る伸びとなったが、欧州経済の先行き懸念を払拭(ふっしょく)するには至らなかった。 FTSEの構成銘柄では、鉱業大手アングロ・アメリカンが3.93%安、製薬大手GSKが3.07%安、同業アストラゼネカが2.84%安と下げを主導。一方、賭け屋大手エンテインは8.64%高、金融大手スタンダード・チャータードは4.13%高、特殊化学品大手クローダ・インターナショナルは3.12%高と買われた。 DAXでは、医療機器のザルトリウスが3.52%安、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが3.48%安、商用車大手ダイムラー・トラックが2.61%安と下げた半面、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は1.08%高、コメルツ銀行は0.62%高、分子診断大手キアゲンは0.45%高で引けた。