ズベレフ 今季69勝も「心に残るのは敗戦」 最終戦で準決勝敗退「ショック」<男子テニス>
Nitto ATPファイナルズ
男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は16日、シングルス準決勝が行われ、第2シードのA・ズベレフ(ドイツ)は第5シードのT・フリッツ(アメリカ)に3-6, 6-3, 6-7 (3-7)のフルセットで敗れ準決勝敗退となった。 【動画】18年ぶりアメリカ勢が決勝進出!フリッツ 勝利の瞬間渾身のガッツポーズ! 同大会は今季の獲得ポイント上位8選手のみが出場できるシーズン最後の大会。4選手ずつ2グループに分かれ予選ラウンドロビン形式で争い、各グループ上位2名が準決勝に進出する。 27歳で世界ランク2位のズベレフは今季、BNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATPマスターズ)とロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATPマスターズ)の2大会でタイトルを獲得。 マッチ66勝20敗で今大会を迎えると、予選ラウンドロビンを3戦全勝で1位通過し、準決勝に駒を進めた。 しかし、この日の準決勝では直近で3連敗中だったフリッツにフルセットで敗戦。決勝進出を逃がし大会を後にした。 男子プロテニス協会のATPは公式サイトにズベレフのコメントを掲載している。 「(準決勝の)第3セットでは全体的にチャンスが多かったし、まずまずのレベルでプレーできたと思っていたから、今回の敗戦は少しショックだ。統計的にもショット的にも重要な瞬間以外は僕のレベルは彼よりも高かったかもしれないが、重要な場面で少しミスをしてしまった。今回の敗戦は他のいくつかの敗戦よりもショックなものになるだろう」 「(今季は)素晴らしい試合がいくつかできた。65試合くらいに勝った(69勝21敗)。特に怪我の後だったから、僕にとっては興味深い1年だった。このレベルで完全に復帰し、大きな大会に出場した初めての年だった。マスターズで2回も優勝できた」 「でも、心に残っているのは、厳しい敗戦だと思う。全豪オープンでダニール(メドベージェフ)に負けたこと、そして全仏オープン決勝でカルロス(アルカラス)に負けたこと。この試合が心に残っている。来年も同じ瞬間、同じ立場に戻れるよう、全力を尽くすつと約束する。勝つために全力を尽くすつもりだ」 一方、勝利したフリッツは同大会で2006年に準優勝を飾ったJ・ブレイク(アメリカ)以来、18年ぶりに決勝に進出したアメリカ人選手となった。 フリッツは決勝で第1シードのJ・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは準決勝で第6シードのC・ルード(ノルウェー)を下しての勝ち上がり。
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