7月16日、広島戦で先発するオイシックス目黒

　プロ野球ドラフト会議が24日、都内で開催される。オイシックスからは、首位打者を獲得した知念大成外野手（24）や最速150キロ左腕の目黒宏也（こうや）投手（23）ら4選手が指名候補に挙がる。イースタン・リーグに参入した1年目で、何選手がNPB入りを勝ち取れるか。プロ志望届を提出した帝京長岡・茨木佑太投手（3年）東農大・長谷川優也投手（4年＝日本文理）らも吉報を待つ。 　　　　◇　　　◇　　　◇ 　出来過ぎなルーキーイヤーに、目黒は驚いていた。「大卒1年目で正直ここまで評価を得られるとは思っていなくて」。春先は左手小指の骨折で出遅れた。5月15日のオリックス戦で復帰後は4連勝を挙げたが、シーズン成績は4勝7敗、防御率5・75と突出はしなかった。2年目勝負も視野に入れていた中、調査書がセ、パ4球団から届いた。 　一番の評価点は数値に表れた。大学時代は144キロ止まりだった直球も、わずか半年足らずで大台の150キロに到達。回転数は、いい時で2600台の後半を記録する。加えて「速い」とチームメートが証言するスライダーは3000回転を超す。これは米大リーグでもトップクラスという。数値とともに、出所が見えづらい独特な投球フォームはカブス今永すら、ほうふつとさせる。 　新潟・長岡市出身で、まだ拠点としては県から出たことがない。「新潟からプロ野球に行く」と掲げた目標は、もう目の前だ。