「SNSで中傷されても怯みもしない」ロッシー小川が語る新たな女子団体『マリーゴールド』と女子プロレス界の今
ーー今後ベルトも作っていかれるんですか? 「作ってますよ。多分旗揚げで何本か見せられるかな?4つタイトルは考えてます」 ーー小川さんの団体ですとベルト名が単純にシングル王座とかではなく特殊な名前になってますが 「おいおい発表しますよ。ハイスピードじゃなくて軽量級のベルトも作っていこうかなと。体重で。軽い人でもチャンスがある。そういう準備はしてます。ベルトは時間かかるんで、争奪戦があるとしても夏以降じゃないかな」 ーー今後の試合に関しては 「正直試合の事考えてる余裕がないです。それ以外の日程の事やら色々な事があって、この4年間何も考えなくてよかったけど全て考えなくちゃいけないんで。でも逆にそっちのほうが活気が出てるかなって自分自身。もうすぐ67歳だからね、もうリタイアの歳なんだから」 ーー率直に何歳まで現役目指されていますか? 「生涯現役ですよ!理想というのは試合見ながらぽっくり逝っちゃうこと。迷惑かけるけど(苦笑)でも、後継者を作っていかなきゃいけないしね。この団体が自分限りであってはいけないし、できる限りやりますよ」 ーー女子プロレス界全体を見渡しても長くやっている方々ばかりで後継者が育っていないですが 「新しい血が入ってこれないんですよ。なぜかというとやっぱりどこの団体も運営が不安定なものがあるから、そこでずっと一生できるかっていうとできないじゃないですか?かといって大手が入ってくるとサラリーマン的になってしまうんで、移動もあるじゃないですか?結局これを引き継ぐって事は移動もない人じゃないといけないでしょ?どこどこの社長になったとしても何年かたったら違う社長が来てるんだから、そうじゃなくてこれを引き継いでくれる人にずっとやってもらわないといけない。そうじゃないと身を任せられないんですよ。そういう人をこの選手たちかもしれないし誰になるかわからないけど、見極めていって・・・バトンタッチはしないけど俺がいるうちはね(笑)」 ーーでは20年30年と 「そんな生きないでしょ(笑)頭が回転する限りやりますけど、体力的にはかなりガタガタなんで。でも(スターダムを)辞めてから急に元気になった」 ーーやることがいっぱいですからね 「そうそうそう。やることがないとそうなっちゃうよ。自分史上今が一番元気かなって。いくつか転機が自分の中であって、その中で、自分自身の名前も今が一番上ってるし。ただ旗揚げが終われば自分の名前じゃなくて選手の試合で来てもらわなきゃいけない。今は自分の話題もあって引っ張ってるけどそれはしょうがない。でもそうじゃなくて、実際は選手を観に来てくれるんだから旗揚げしたらバトンタッチをしていかなきゃいけない」 ーー選手との契約関係で今までと変えた部分はありますか? 「自分の主義は来るものは拒まず去るものは追わずなんで、いくら契約してても離れたいと思ったら契約中でも受けようかなって。もっと魅力的なところがあればしょうがないですよ。それは見送ってもらうしかないし、ただ国内で『ここは居心地が良い』ってしていかなきゃいけないんで。あんまり縛りたくないんで、無いっていうのはおかしいけどコンプライアンスとかもね(苦笑)」 ーーSNSだけ気をつければいいと 「自分が昭和で育ってるから、SNSで中傷されても怯みもしないし、そこで生きてるわけじゃないんで。でも選手たちはみんなそこで生きてるから、やっぱりSNSは大事だけどそこに振り回されないでやっていけたほうがいい」 ーー会見時に物販に選手を立たせないと言っていましたが 「今日はこの人って、一人だけやろうかなって。並ばせたほうが売上あがらないんですよ。あれはファンサービスであって、ホントは回転するには選手が立っているよりどんどん売ったほうが良い。サインとかはあくまでファンサービスなんで、選手がベタ付きじゃないと売れないような団体だったらダメでしょう。選手はサービスでいるのが当たり前じゃない。でもひょっとしたら急に『今日は全員でやります』って言うかもしれないし、そういう時もあるかもしれない。それはあくまでも突然に」 ーーちなみにチェキは撮れるんですか? 「まあ、そういう会を作ればいいんじゃない(苦笑)売店もいいんだけど、そこだけに時間を取られちゃうと本末転倒じゃない。試合をしっかり見せたうえでのサービスなんで。でも個人イベントとかはやったほうがいいと思う。スターダムではやりづらかったし、どんどんやったほうがいいと思う。そうやって自分のファンは自分で確保しないといけないし。やりすぎずやらなすぎずが大事なんで。やりすぎちゃうと当たり前になって価値観もなくなっちゃうし、やらないのも遠くなっちゃうし。ほどよい距離でやりたいです。ただ選手はスターでなきゃいけないんで、スターは手が届かないところにあるんであんまり近すぎちゃってもね。でもたまに近づいてくるからいいこともあるし」 ーーありがとうございます。最後に旗揚げに向けての思いをお願いします 「旗揚げ戦はおかげで完売になりました。その後の大会も売れ行き順調です。ただそれに甘んじることなく、とにかく旗揚げ戦で我々が何を見せるかによって今後が左右されると思うんで、そこは楽しみにしてもらいたいし、やっぱりサプライズの仕掛けっていうのはこの世界に不可欠なものなので、だからそれを常に考えてるし。ただ夏にビッグマッチをやりたいと思っているので、それもどこかで発表できたらいいのかなと思ってます」 『Marigold Fields Forever』 日程:5月20日(月) 会場:後楽園ホール 開始:18:30 <参戦予定選手> ジュリア/林下詩美/MIRAI/桜井麻衣/ビクトリア弓月/石川奈青/青野未来/翔月なつみ/皇希/松井珠紗/CHIAKI/後藤智香/他
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