今飲むべきグロワー・シャンパーニュ4選~バール編~
洗練度、華やかさ、安定感に秀でた大手メゾンのシャンパーニュ。しかし、時にはどぎついくらいの個性にどっぷりハマるのも一興。RM、もといグロワー・シャンパーニュの迷宮へようこそ。今回は、「オレキス」オーナーソムリエ、春藤祐志氏が選ぶ今飲むべきグロワー・シャンパーニュ、バール編。 【写真】今飲むべきグロワー・シャンパーニュ4選~バール編~
1.ジュリー・デュフール|クレオビュリンヌ シャピートル2 NV
シャルル・デュフールの姉、ジュリー氏が2019年から醸造開始。栽培はビオディナミ、自然発酵、亜硫酸最小限のナチュラル派。このブラン・ド・ブランは、「泡は柔らかくまろやかで、繊細な口当たり」と春藤氏。 個 性:■■■■■□□ 希少性:■■■■■□□ 値 段:■■□□□□□
2.リュペール・ルロワ|“11,12,13…” NV
ビオディナミ農法を実践するつくり手。これは毎年ワインを継ぎ足したソレラ式のリザーブワインからつくられたもの。春藤氏によれば、「レモングラスやグレープフルーツのアロマ。味わいは官能的」という。 個 性:■■■■■□□ 希少性:■■■■■□□ 値 段:■□□□□□□
3.ドメーヌ・ド・ビシュリー|ラ・スルス 2016
2015年から醸造を始めたラファエルとハンナのピコネ夫妻によるドメーヌ。亜硫酸は完全無添加。見つけたら即買いがお約束のつくり手。 「リンゴのようなきれいな酸に、軽いミネラル感が素晴らしい」 個 性:■■■■□□□ 希少性:■■■■■□□ 値 段:■□□□□□□
4.オリヴィエ・オリオ|ソレラ NV
シャンパーニュ地方最南端、レ・リセイのつくり手。ブドウ栽培はビオディナミ。これはアルバンヌやプティ・メリエなども含めた7品種混醸&ソレラのシャンパーニュ。 「複雑なアロマ。蜜のように芳しい味わい」 個 性:■■■■■■□ 希少性:■■■■■□□ 値 段:■□□□□□□ ※チャートの値段は、■ひとつにつき、小売価格1万円が目安です。 春藤祐志 オーナーソムリエ。1970年大阪府生まれ。「ザ・ジョージアンクラブ」で支配人兼ソムリエを務めた後、紹介制の「オレキス」をオープン。
TEXT=柳忠之