「トリプルデミック」薬不足で追い打ち コロナ、インフル、マイコ“感染同時拡大”
■追い打ちの薬不足…製薬会社の工場を取材
薬不足が深刻化するなか、薬の生産現場はどうなっているのか? 広大な敷地に建つ製薬会社の巨大な工場。昨年増設され、年間100億錠もの薬が作れるようになったというが…。 東和薬品 山形工場 菅野隆行総工場長 「今は、まずは残業、休日出勤、それから工程によっては24時間体制でフル生産している」 できる限りの生産体制をとっているが、想定以上の需要に供給が追い付いておらず、増産するのも難しいという。 菅野総工場長 「フル生産で作っていますので、何か一つ(不足薬の増産)計画を変更すると、他の製品にも影響しますので、生産計画を変更するのは非常に難しい状況です」 薬不足のなか、急拡大しているインフルエンザなどの感染症。 千葉市立轟町小学校 中村正人教頭 「こちらが、6年生の教室になります。きのう(17日)から学年閉鎖をしております」 千葉市内の小学校では、16日の段階で6年生17人ほどがインフルエンザなどで発熱し、学年閉鎖したという。しかし先週までは…。 中村教頭 「金曜までは全学年を通じても1人、2人のインフルエンザだったが、今週月曜になって一気に増えたという印象です」 各教室には加湿器を設置。給食の際は机を向かい合わせず、授業の時と同様に前を向いたままで食べるように対策しているという。 (「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年12月19日放送分より)
テレビ朝日