ジャイアンツに欲しい!? 巨人のトレード獲得候補(5)リーグ優勝の“秘密兵器”になるか
2年連続Bクラスを経て、今季はリーグ優勝を狙う読売ジャイアンツ。前半戦は首位ターンの戦いぶりを見せたが、完封負けを15回喫するなど、得点力不足が課題に挙がる。シーズン後半に向け、補強も十分に考えられる状況だ。そこで今回は、巨人のトレード市場における獲得候補となり得る選手を紹介したい。(※今季成績は7月28日時点)
辛島航
投打:左投左打 身長/体重:173cm/72kg 生年月日:1990年10月18日 経歴:飯塚高 ドラフト:2008年ドラフト6位 今季はいまだ一軍登板がない辛島航。トレード候補の1人といえるのではないだろうか。 飯塚高ではエースとしてチームを牽引すると、3年夏に同校を初の甲子園出場に導いた。甲子園では初戦で敗れたが、将来性を期待した東北楽天ゴールデンイーグルスがドラフト6位で指名した。 2012年には16試合に登板して8勝5敗、防御率2.53をマーク。2014年には25試合に登板し、8勝13敗、防御率3.79と負けが込んだが、自身初の規定投球回をクリアした。 その後は浮き沈みもありながら、2019年には27試合登板でキャリアハイとなる9勝を記録。貴重な先発左腕として、楽天を支え続けた。 しかし、今季は若手起用を進める今江敏晃監督がチームを指揮し、ファームで好投を続けるも、一軍登板のチャンスは巡ってきていない。 今季の読売ジャイアンツの先発左腕は、フォスター・グリフィンや井上温大などがローテーションに入っている。しかし、特に井上は今季から結果を出し始めた選手であるため、活躍を維持できるかは不透明だ。 さらに先発陣を強化する上で、経験豊富な辛島を獲得することになっても不思議ではなさそうだ。
ベースボールチャンネル編集部