がん公表のチャールズ国王&キャサリン妃、トゥルーピング・ザ・カラーで絆を見せる
ともにがんを公表している英王室のチャールズ国王とキャサリン皇太子妃が、国王の公式誕生日を祝う式典トゥルーピング・ザ・カラーで、義親娘の絆をみせた。 【写真】トゥルーピング・ザ・カラーに参加したウィリアム皇太子、キャサリン妃、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子 現地時間6月15日、ロンドンにてトゥルーピング・ザ・カラーが開催され、しばらく公務から離れていたキャサリン妃が昨年のクリスマス以来、久しぶりに公の場に姿を現した。 トゥルーピング・ザ・カラーは、毎年6月に君主の公式誕生日を祝って開催される王室の公式行事で、その歴史は1748年までさかのぼる。王室メンバーが英軍近衛師団と共にパレードを行った後、バッキンガム宮殿に戻り、バルコニーからフライパストと呼ばれる英軍航空部隊による儀礼飛行を観覧する。 クライマックスとなるバルコニーイベントでは、妃もウィリアム皇太子や子どもたち、国王夫妻やアン王女、エドワード王子一家らと一緒に姿を現し、儀礼飛行を観覧。国王とは隣り合って立ち、笑顔で会話を交わす様子を度々キャッチされた。 王室では今年1月、キャサリン妃が腹部の手術を受けたこと、チャールズ国王が前立腺肥大の治療を受けることを、数時間差で発表。国王が入院した際には、入院治療を続けていたキャサリン妃を見舞ったと報じられた。妃が3月に自らの口でがんを公表した際には、前日に国王と個人的に昼食をとっていたとされる。病気を通じて絆は深まっているとみられる。 国王は、妃のトゥルーピング・ザ・カラー出席公表を受け、広報担当者を通じ歓迎の意を発表。「陛下は妃が明日の式典に出席できると聞き、お喜びです。全ての面で、明日のイベントを楽しみにしておられます」としていた。 またPeopleによると、王室関連の著作を数多く執筆する伝記作家サリー・ベデル・スミスは、「国王はこれまでも、常にキャサリン妃と絆がありました」と述べ、「妃は国王にとって、持つことのなかった娘のようだと言っても問題ないでしょう。彼はウィリアム皇太子とともに、彼女を守りたいという強い気持ちがあります。キャサリン妃と国王は、仲間なのです」と語ったそうだ。