「合格すること」こそが最大のモチベーション、資格芸人が伝授「失敗しない資格選び」3つの視点
行政書士ってちゃんとしているというか、ちょっとカタめの職業ってイメージがあると思います。お笑い芸人の僕がそんな方たちを前に教壇に立つなんて、きっとマネージャーさえ予想していなかったはず。 だけど、よくよく考えると、このミスマッチこそが資格によって世界が広がる足掛かりになるんじゃないかと思い始めました。僕はお笑い芸人でありながら資格マスターです。ここがそもそも、ミスマッチですよね? つまり、このブルーオーシャンを狙ったからこそ、唯一無二の存在になれました。
「お笑い芸人なのに、お金に詳しいの?」 「お笑い芸人なのに、ラグビーレフリーなの!? 」 この意外性が、芸人のフィールドを越えて新しい世界に引き込んでくれたとも言えます。これを僕は「本業と意外な資格のハイブリッド効果」と呼んでいます。 一般的に、資格は本業に活かせるものだから意味がある、と考えやすいと思います。だけど、これまでお話ししてきた通り、それだと同じようなライバルがわんさかいるんです。
「行政書士なのに、カッパ捕獲許可証を持っているの?」 「建築士なのに、チーズの資格を持っているの?」 こんな驚きがあったほうが、オリジナリティが際立ってくると思いませんか? 本業とは一見、無関係の資格を取ってみる。こんな発想で資格選びをすれば、きっと新しい世界が広がってくるはずです。 ■自分では気づかない「可能性」だってある 格言 その2 誰かに求められた資格を取ってみる モチベーションを下げないために、仕事に活かせそうでも興味のない資格は取らないようにしています。
ただ、例外があります。それは「誰かに求められた資格は取るようにしている」ってことです。 たとえば月亭八光さんに勧めてもらったラグビーレフリーの資格や、添乗員の資格がそれに当てはまります。 家電製品アドバイザーの資格も、もともと家電が好きだったとはいえ、先輩に「おまえって家電量販店の店員みたいだな」って乗せられなければ、わざわざ難易度が高いこの資格にはチャレンジしていなかったかもしれません。 誰かにアドバイスしてもらった資格を取るメリットは、アドバイスしてくれた人を味方につけるためです。