「ゴム手袋をつけて…」元妻・須藤早貴被告が語った紀州のドン・ファンとの“初夜” 若者口調で感情露わに【裁判員裁判】
「はぁ? と思いました」
「須藤被告は初めて会った時、寝室でバスローブに着替えた野崎さんがオムツを履いているのを見て、〈少し引いた〉とし、〈『こんな体で性行為ができるのか、本当かよ』って思いました〉〈階段を登る時に手を貸したら『年寄り扱いしないでください』と言われた〉と供述。弁護人にどう思ったかを問われると、〈はぁ? と思いました。それ以降は手を貸すことはしませんでした〉と、声を荒らげ少し感情を露わにしていた」(同前) 一方、2018年1月、約束した100万円が自分の口座に振り込まれていることを確認した須藤被告は、結婚を決意。そして2月8日に婚姻届を出した。その日自宅にいた須藤被告は、夕食を食べたあと、野崎さんに寝室に呼ばれたという。 「須藤被告は、野崎さんが『初夜なので、私の隣に来てください』と呼び出し、性交渉をせがんだと主張。須藤被告が『約束だよね?』と性交渉をしないことを伝えると、野崎さんは自ら手を動かし始めたといいます。 自分で達することができなかった野崎さんに『手でしてください』と頼まれ、『ゴム手袋でいいですか?』と返すと、『それでいいです』と。キッチンでゴム手袋を着用し、しごいたが、全く機能しなかった。『口でしてくれませんか?』という依頼を須藤被告が断ると、野崎さんは残念そうな、悔しそうな顔をしていたといいます」(同前) その後も同じようなことがあったというが、うまくいかなかったという。 「須藤被告が『年だから仕方ないよ』というと、野崎さんは『俺をたたせられるのは〇〇だけだ』と、他の愛人の名を挙げたといいます。須藤被告は〈『じゃあ〇〇に頼みなよ』と言いました。私を嫉妬させるつもりだったんでしょう〉とした。野崎さんがせがんだという性交渉について、若者口調で感情を露わにする須藤被告の態度が印象的だった」(同前) 検察側はその後野崎さんが結婚生活に不満を募らせ、2018年3月に須藤被告に離婚届を渡したとしている。今後、検察側からの質問に、須藤被告は何を語るのか――被告人質問はこのあと11月11日、15日に予定されている。 関連記事【「収入が少ない…」元妻・須藤早貴被告がデリヘル勤務を経て“紀州のドン・ファン”とめぐり会うまで】では、9月12日の初公判で明かされた須藤被告のAV出演の詳細や、事件前日などに調べていた“不穏すぎる検索ワード”について詳報している。