~SUPER GT2024開幕戦~ さまざまな明と暗
11番手グリッドからスタートしたTGR TEAM Deloitte TOM’Sの37号車は、スタートドライバーの笹原右京選手がスタートから52周まで引っ張るという他チームとは逆の作戦で7位まで順位を上げた。そして終盤を受け持ったジュリアーノ・アレジ選手が快調なペースで順位アップをトライ。ヘアピンコーナーでNISMO NDDPの3号車に並んだ。しかし、その先、リボルバーコーナー手前でアウト側に押し出されるかたちでパッシングならず。ペースが良かっただけにそこで順位アップできていたなら5位フィニッシュも可能だったかもしれない。こちらもレース後に三宅淳詞と監督が詫びに来るというシーンがあった。
勝利の光が作り出す影は、勝負の世界では必然。
文:高橋 二朗
高橋 二朗