「アラン」で知られる『ロックランザ シングルモルト』の姉妹ブランド『ラグ シングルモルト』から「ラグ コリクレヴィ エディション」がこの春新発売。これを記念したテイスティングイベントが開催されたので、実際に参加しその魅力を探ってきました

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「アラン」で知られるイギリス北部のアラン島にあるロックランザ蒸溜所の姉妹ブランドとして2019年に誕生した『ラグ シングルモルト』から、新たな定番商品「ラグ コリクレヴィ エディション」が発売。これを記念し2024年3月24日に、蒸溜所からグローバルブランドアンバサダーのマリエラ・ロマノ氏を招いたテイスティングイベントが開催されると聞き、参加してきました。 【画像】アラン島で蒸留されるスコッチ「ラグ シングルモルト」の魅力を探る

イギリス・アラン島でウイスキー造りを行うロックランザ＆ラグ蒸溜所

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　イベント冒頭では、ウェルカムドリンクとして振る舞われたハイボールを飲みながら、30分ほどマリエラ氏による新商品やラグ蒸溜所のウイスキー造りへのこだわりについてのブランドセミナーが行われました。 　ロックランザ蒸溜所とラグ蒸溜所があるのは、イギリス・スコットランド地方のクライド湾に浮かぶアラン島です。英国王室の避暑地としても有名で、観光客も多く訪れています。種子島ほどの大きさのアラン島は、ウイスキーの名産地として知られるスコットランドのミニチュア版と言われるほど土壌や気候、地質が似ており、ウイスキー造りに最適な土地なんだそう。

イベントの風景

　そんなアラン島の北部、ロックランザ村に1995年に誕生したのがロックランザ蒸溜所です。独立資本で量よりも質にこだわり、ブレンド用の原酒づくりがメインではなく、「アラン」に代表されるようなシングルモルトとして飲むためのウイスキーをつくっています。伝統的な製法を守りながらも、新しい酒造りにも挑戦しているのがロックランザ蒸溜所の特長です。

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　そして2019年、ロックランザ蒸溜所の姉妹蒸溜所として島の南部、海沿いにラグ蒸溜所が誕生。2器（1対）の蒸溜器を使用し、豊潤で複雑、土っぽい味わいのピーテッドタイプのシングルモルトウイスキーを生産しています。 　2つの蒸溜所は同じアラン島にありながら、生産環境が異なりウイスキーの味わいにも違いが生まれています。例えばロックランザ蒸溜所は湖の水をウイスキー造りに使用しているため味わいがクリーミーですが、ラグ蒸溜所はアラン島の地下水を使っているため、土っぽい味わいです。設備や使用する素材も異なり、それぞれ違った魅力のウイスキー造りを行っています。