カクテルにしても絶品。アラン島で蒸留されるスコッチ「ラグ シングルモルト」の魅力を探る
定番「ラグ キルモリー エディション」と新商品「ラグ コリクレヴィ エディション」を飲み比べ
マリエラ氏によるブランドセミナーの後半では、ラグ蒸溜所のフラッグシップである「ラグ キルモリー エディション」と新商品の「ラグ コリクレヴィ エディション」のテイスティングも行われました。 「ラグ キルモリー エディション」は、ファーストフィルバーボンバレル原酒を100%使用した無着色のシングルモルトウイスキー。スコットランドのハイランド産ピートを焚き込んだヘビーピーテッドの大麦麦芽からつくられていますが、ピートの嫌な感じがせず、メスカルのような香り高さがあります。口当たりはクリーミーでオイリー、スイートバニラやレモンなど柑橘系の味わいです。その味わいからオイスターをはじめとした、シーフード料理と相性が良さそうだと感じました。
一方の「ラグ コリクレヴィ エディション」も同じくハイランド産ピートを焚き込んだヘビーピーテッドの大麦麦芽を使用し、ファーストフィルバーボンバレルで熟成していますが、さらにオロロソシェリーホグスヘッドで6ヵ月追熟しています。アルコール度数が「ラグ キルモリー エディション」よりも高い55度で、無着色ながらシェリーの色味が強いのが特徴です。ダークチョコレート、ジンジャーのようなスパイシーさ、ベリーのような甘い味わいで、後からピートが感じられます。バーベキューソースのような味わいもあり、お肉料理と合いそうだと感じました。
ラグやアランを使ったオリジナルカクテルと、フードのペアリングも楽しい
セミナー後は、参加者それぞれ、ドリンクとペアリングフードを楽しみました。カクテルメニューには「キルモリー ハイボール」や「ラグ キルモリー エディション」にライチリキュールやシャルトリューズ、ライチジュースを合わせた「スモーク&ミラーズ」、「ラグ コリクレヴィ エディション」に梅酒とシェリーを合わせた「ヘッズダウン プラムズアップ」など「ラグ」を使った当日限定のカクテルがお目見え。
さらに「アランモルト10年」にレモンジュースとシュガーシロップ、ビターズを合わせた「ウイスキーサワー」や、「アラン クオーターカスク」にアンティカフォーミュラ、コーヒーリキュール、チョコレートビターズを合わせた「コーヒーミーティング」といった「アラン」を使ったカクテルもラインアップ。カクテルメニューは、スコットランドで有名な「The Gate」というバーの元トップバーテンダーが生み出したそうで「ウイスキーの良さを生かしつつ、さらに魅力を高めたこんなに美味しいカクテルがあるのか!」と感動してしまいました。