島根・一畑グループ、台湾鉄路を訪問 協力深化に期待 乗車券交流の継続願う
(台北中央社)島根県東部を中心に鉄道やバス事業などを展開する一畑グループの幹部らが25日、台湾鉄路(台鉄)を訪問し、双方は鉄道事業や旅行などの分野での継続的な協力について意見交換した。台鉄が26日、報道資料で明らかにした。 台鉄は2019年4月に一畑グループ傘下の一畑電車と友好協定を結んだ。双方は同年5月1日から、台鉄の一部ローカル路線の1日乗車券と一畑電車のフリー乗車券を相互に無償交換する乗車券交流を実施している。期間は来年3月末まで。 台鉄によれば、来訪したのは一畑電気鉄道の錦織要常務執行役員率いる一畑電車や一畑バスの幹部ら。訪問団は台北と出雲を結ぶ直行チャーター便を利用し、24日に台湾に到着した。一畑グループ側からは、乗車券交流の継続を含め、双方の協力関係のさらなる深化を望む意向が示されたという。 台鉄の杜微董事長(会長)も友好関係の深化を期待し、協力関係を強化していきたい考えを示した。また、両国民のために豊かで多様性のある未来を築けるよう、日本側と共に鉄道観光の発展を図っていくと述べた。 (汪淑芬/編集:荘麗玲)