富士通が初の「カラー表示」電子ペーパー「QUADERNO」を発表
FCCLが電子ペーパー「QUADERNO」のカラー表示モデルを初めて発表しました。 【もっと写真を見る】
富士通クライアントコンピューティングは11月14日、電子ペーパー「QUADERNO」(クアデルノ)の新製品として、初のカラーモデルを発表した。 製品は2モデルで、A4判の「QUADERNO A4 (Gen.3C)」と、A5判の「QUADERNO A5 (Gen.3C)」で、想定価格は約8万円と6万円で、11月22日発売となる予定だ。 フィルター搭載でカラー化 4096色表示可能に 第2世代はモノクロで16階調のグレースケールだったが、今回のGen3Cでは、RGBのカラーフィルターを使い、各16階調で4096色を表示できるようになった。 A4は13.3インチで1650×2200ドット、グレースケールでは207dpi、カラーでは103dpiとなる。A5は10.3インチで1404×1872ドットで、16階調では227dpi、カラーでは113dpiだ。 ともに、静電容量方式のタッチセンサーと、電磁誘導方式のデジタイザ内蔵で、付属のペンで4096段階の筆圧で入力ができる。内蔵メモリーは32GB、バッテリーは2000mAh搭載でUSB2.0のType-Cを搭載する。通信はWi-Fi5とBluetooth5.1で、NFCはFeliCa対応。 扱えるのはPDFファイルで、外部ストレージは繋げないが、PCやスマホの専用アプリからファイルを操作できる。充電時間は約2.5時間で、バッテリーはWi-Fiオフでは最長2週間、オンでは最長5日間となっている。 サイズはA4が222.8×301.1×5.7mm、A5が173.2×242.5×5.9mm、重量は368gと261gと薄型軽量だ。スタイラスペンは長さが138mmで7.2g。 文● みやのプロ(@E_Minazou) 編集● ASCII