指名あいさつを受けた浅利

　日本ハムからドラフト3位指名を受けた明大の最速154キロ右腕・浅利太門投手（4年）が1日、東京都府中市の野球部合宿所で指名あいさつを受け「実感が湧いた。お手本になる先輩方がいると思うので成長できたらと思います」と語った。 　1メートル86の長身から投げ下ろす150キロ超の直球、フォークが武器。先発として挑んだ今春のリーグ戦は防御率3・21、1勝のみと低迷したが、秋は救援で5試合に登板し防御率1・04。日本ハムでも「大事な場面を任せていただける投手に」と得意のリリーフで活躍を誓う。1位指名は1メートル87の右腕・柴田、2位は1メートル98の左腕・藤田、浅利に続く4位は1メートル92の右腕・清水と大型投手が並んだドラフトに「自分に近い大型のピッチャーが多い」とライバル心が燃える。春から活躍を続けていれば1位指名も狙えた逸材だけに、大渕隆スカウト部長も「天井の高さを評価した。発展途上として見ているので彼の旬は2年後くらい」と期待した。 　チームメートの宗山塁主将は同じパ・リーグの楽天から1位指名され「真っすぐを待っていると思うのでシレッとかわして抑えたい」とプロでの対決を熱望。2日から始まる法大とのリーグ戦最終カードに「優勝するためには負けられない」と見据えた。（柳内　遼平）