カメラ&ドローンで見る熊本市役所“建て替え候補地”の光景 激動の1年、市長が見据える未来とは
共産党 上野美恵子市議「わずか1年でさっさとやりあげて予算を出して、来年3月には1年後には契約をする。 こんなやり方でやっている市はないですよ」 熊本自民 髙本一臣市議「選定案の提示からわずか1か月ぐらいですよね、9月(議会が判断する)まで」 熊本市が建て替えを急ぐのは、国の交付金「合併推進債」を活用するため。概算事業費約616億円のうち約188億円を合併推進債で賄う考えです。 それには今年度中に業者と契約を結ぶことが条件で、市は業者と基本計画から実施設計までを一括発注するという異例の契約方針を示しました。 これに対し「市民の意見が反映されていない」として、市民団体が建て替えの賛否を問う住民投票の実施を求め署名活動をしました。 市民団体 西川文武代表「住民投票によって建て替えの賛否を決めるのが一番良いと思い、住民投票をすることにしました」 その結果、住民投票の実施に必要な条例制定を請求できる署名が集まり、大西市長は市議会に条例案を提出することになります。 大西市長「段階段階で、皆さんの関心や思いも変わってくる部分があるので、そこにきちんと答えていくことが重要かなと思います」 建て替えをめぐる議論は「方針」が決まっていく一方で、まだ正式に決定したわけではありません。熊本市の将来を見据え、今後も様々な視点を交えた議論と丁寧な説明が求められます。
熊本放送