板垣李光人と中島裕翔が“切ないバディ”に 傑作サスペンス漫画『秘密』ドラマ化決定、1月スタート
■原作者・清水玲子 今回ドラマ化のお話が来て、私はあまり悩むことなく快諾しました。その理由は、脚本の担当に『アンフェア』『K‐20怪人20面相・伝』『陰陽師0』等の大ファンで尊敬する「佐藤嗣麻子」さんとあったから、実写化には不向きな薪を難なく演じられそうな稀有な俳優「板垣李光人」さんの参加、さらには涼やかな「中島裕翔」さんの、青木役での参加が決まったからです。ドラマ、映画は漫画のようにほぼワンマンで主人公の髪から背景の空の雲の形まで自分で描いて思いのままに仕上げられるわけではありません。漫画の何10倍、何100倍もの人が、思いが関わって初めて完成する世界です。だから怖いし、だから奇跡も起きる。今回縁あってこの企画に参加してくださる役者さん、スタッフの方、そしてドラマを見ることになる私たち視聴者も含めて、このドラマが全ての人の幸せな歴史になりますように。 ■脚本家・佐藤嗣麻子 『秘密‐トップ・シークレット‐』は1999年月刊メロディ3月号にアメリカ大統領編が載り、2001年1月号から、日本の科警研『第九』の話が始まりました。連載当初から映像化しようと試み、何度か企画を立ち上げましたが、2025年になってやっと、その夢が叶いました。清水玲子先生の作品は総て大好きで、ファンです。清水先生ご自身は、随分昔に、漫画家の萩尾望都先生に紹介していただいたと記憶しています。絵が美しく、一つ一つのお話が緻密で、オリジナリティーに溢れ、心理描写も細かく、感動的で、今回、脚本を担当させていただいて、とても光栄に思っています。板垣李光人さんが薪剛役を、中島裕翔さんが青木一行と鈴木克洋役の2役を演じてくださいます。メイン監督は松本佳奈監督です。どんなビジュアルになって動くのかとても楽しみにしています。皆さんも楽しみに待っていて下さい。ご期待に添えるよう最善を尽くします。 ■プロデューサー・豊福陽子 この素晴らしい作品をいつか映像化できたら。その夢をかなえる機会をくださった清水先生に心から感謝いたします。原作の持つ力が、脚本の佐藤嗣麻子さん、そして「薪と青木を演じていただくなら、このお2人しかいない」と感じた板垣李光人さんと中島裕翔さんを、運命の糸のように引き寄せてくれたのだと思います。人は、本当に大事なことは胸に秘めておくものではないでしょうか。今作を通じて、皆様のそばにもきっとある「語られることのなかった真実」に心揺さぶられ、薪と青木という、かつてないほどの“切ないバディ”の葛藤と生き様を、見守っていただければうれしいです。