マカオ、2024年2Qの観光物価指数が対前年2.72%上昇
マカオ政府統計・センサス局は7月12日、今年第2四半期(2024年4~6月)の観光物価指数が前年同時期から2.72%上昇の140.96だったと発表。 指数上昇の主要因は衣類・ネックレス小売価格や飲食サービス費の上昇で、ホテル客室価格の下落が一部を相殺したとのこと。分類別の価格指数でみると、衣類・履物、雑貨、飲食がそれぞれ7.42%、7.10%、6.79%上昇、レジャー・文化活動と宿泊はそれぞれ14.92%、4.39%下落。 今年第2四半期の観光物価指数は今年第1四半期との比較で2.57%下落。ホテル客室価格の値下がりにより宿泊の価格指数が21.08%下落。一方、夏物衣料の市場投入により衣類・履物の価格指数についてはそれぞれ7.17%上昇。 今年第2四半期までの直近4四半期の観光物価平均指数は、1年前の同じ時期から13.14%上昇。分類別の価格指数でみると、宿泊(+55.27%)が顕著な上昇で、衣類・履物(+8.03%)、雑貨(+5.67%)についてもそれぞれ上昇した。今年上半期(1~6月)の観光物価指数は、前年の同じ時期から3.70%上昇、分類別の価格指数では衣類・履物(+8.26%)、雑貨(+6.83%)が上昇、レジャー・文化活動(-15.10%)は下落に。 観光物価指数は海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオを訪れた旅客がマカオにおいて購入した商品及びサービス(食品、たばこ、衣料・履物、宿泊、飲食、交通・通信、薬品及び個人用品、エンターテイメント・カルチャーアクティビティ、雑貨)の価格変動を反映するもの。2009年10月~2010年9月を100としている。