ドラゴンズの“起爆剤”に…?中日、1軍定着が待たれる有望株(2)中日が誇る“異次元スター”だが
シーズンも佳境を迎えている2024年のプロ野球。2年連続最下位から巻き返しを誓った中日ドラゴンズは、今季も苦戦を強いられている。しかし、Aクラス入りの可能性は残しており、大逆転でのCS進出に向けて起爆剤となる選手の台頭も望まれるだろう。今回は、一軍定着が待たれる中日の若手有望株を紹介したい。(※今季成績は9月7日時点)
根尾昂
投打:右投左打 身長/体重:177cm/84kg 生年月日:2000年4月19日 経歴:大阪桐蔭高 ドラフト:2018年ドラフト1位 高卒6年目を迎えている根尾昂。期待値は大きいものの、今シーズンの一軍定着は難しくなった。 大阪桐蔭高では投手、遊撃など複数ポジションを万能にこなしチームを牽引。同校の4季連続甲子園出場、春夏連覇達成などに大きく貢献し、甲子園のスターとして輝いた。 2018年ドラフト会議では4球団による競合の末、中日ドラゴンズに入団した。 NPBでは遊撃手としてキャリアをスタートさせたが、プロの壁に阻まれるシーズンが続いた。 2021年は「8番・左翼」で開幕スタメンを奪取。主に外野手として72試合に出場し、プロ初本塁打となるグランドスラムを放つなど能力の一端を示したが、打率.178にとどまった。 2022年途中からは投手に転向。昨季は開幕に出遅れシーズン大半をファームで過ごしたが、終盤の2試合に先発し防御率0.71と、覚醒の兆しを見せた。 しかし今季は、3試合に登板し防御率9.39と苦戦。ファームでは13試合登板で4勝3敗、防御率2.50とまずまずの数字を残しているだけに、一軍でも同様のパフォーマンスを見せたいところだ。
ベースボールチャンネル編集部