女子ゴルフ・竹田麗央、首位と3打差の4位浮上 ドライバーの飛距離生かし好結果「ターゲットが広いので合っている」
◇1日 女子ゴルフ TOTOジャパンクラシック第2日(大津市、瀬田GC北C) 15位から出た竹田麗央(21)=ヤマエグループHD=が13番のイーグルなどでこの日のベストスコアタイの65をマークし、通算10アンダーとして首位と3打差の4位に浮上した。ドライビングディスタンス4位のパワーで今季8勝目と来季の米ツアー出場権獲得を目指す。脇元華(27)=GMOインターネットグループ=が68で回り、通算13アンダーで単独首位をキープ。渋野日向子(25)=サントリー=は通算1アンダーで51位だった。 スコアを4つ伸ばして迎えた13番パー5。ティーショットを右のラフに入れた竹田は、残り240ヤードの第2打を3番ウッドでグリーンに乗せた。約10メートルのパッティングも決まってイーグル。ほかにも6バーディーを奪い「しっかりチャンスについて、パッティングも決められたのが良かった」と納得顔だった。 ドライバーの飛距離を生かしたプレースタイルが好結果につながっている。今季はパーオン率1位ながら、フェアウエーキープ率は60・0174%で77位とティーショットの精度を欠いていた。ところが、今大会は「ターゲットが広いので、ドライバーを思いきり振っていけるところが合っている」と思い切りよくティーショットを振り抜き、もともと得意なアプローチとかみ合っている。 今大会のドライビングディスタンスは、初日は日本選手トップながら全体では4位だったが、この日は271・0で堂々の全体トップ。フェアウエーキープ率は71・4%で、パーオン率は100%を記録した。 昨季まで2年連続年間女王の山下美夢有や岩井姉妹らと同様、来季の米ツアー出場権を懸けた12月の最終予選会への出場を決めている。「最後まで毎試合、上位でフィニッシュできるように目の前の一打に集中したい」と静かに闘志を燃やした。
中日スポーツ