なぜ、人は忘れるのか? 脳に隠された記憶力の秘密
「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。 子どもには、これから必要とされる「考える力」や勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう! ● つい最近のことが思い出せない……と感じたら 「おととい、何してたっけ?」「昨日の晩ご飯は何食べたっけ?」。考えても思い出せないのに、1か月前の旅行で食べたご当地グルメやお酒の味は鮮明に覚えている。不思議に思いますよね。 じつは、脳の働きが大きく関係しています。そして、この仕組みをうまく活用すると、将来の健康だけでなく、仕事や人生にも役立つヒントが得られるかもしれません。 脳が「覚える」「忘れる」をどう決めているのか、ご存じですか? 私たちの脳は、記憶を「必要かどうか」を選んで保存します。2日前の晩ご飯や3日前の昼ご飯は、日常の一部であり、脳にとって「特別重要ではない」と判断されるため、短期的な記憶として処理され、やがて忘れられます。 一方で、旅行先の食事はどうでしょう? ・初めて見る風景や特別な雰囲気 ・名物料理を味わった驚きや感動 ・旅行先での楽しい会話や出来 これらの「非日常の体験」が感情と結びつき、脳に強い刺激を与えるため、長期記憶として保存されやすくなるのです。上記の例を読んでいるとき、映像が浮かんできませんでしたか? そして、「記憶力」の話をしてまず思いつくのが「認知症」。一番なりたくない病気と言われています。まだ「認知症なんて自分には関係ない」と思っている方もいるかもしれませんが、認知症の予防は、脳がまだ元気な今から始めることが重要です。 認知症の予防には、「脳を刺激すること」が欠かせません。そして、旅行中の食事が記憶に残るのと同じように、日常生活の中で「非日常の刺激」を取り入れることが、脳を活性化させ、認知機能を保つカギになります。 「認知症予防にいいことをしたいけど、具体的に何をしていいのかわからない」という方に、日常で取り入れられる簡単な方法をご紹介します。特別な道具や時間は必要ありません。 ● 1. 非日常を意識して取り入れる 日々同じルーティンを繰り返していると、脳は刺激を受けにくくなります。小さな変化を意識的に取り入れてみましょう。普段行かない道を散歩する、新しいレシピに挑戦する、休日に行ったことのないカフェで過ごす、これだけで、脳が新しい情報を処理しようと活性化されます。 ● 2. 人と会話し、思い出を話す 旅行の思い出を家族や友人と話す機会はありませんか?「あの時食べた料理が美味しかった」「あの景色が最高だった」と語ることで、脳が記憶を振り返り、活性化されます。今日あった出来事を振り返る習慣を作ると、脳に良い刺激を与え続けられます。 ● 3. 趣味や新しい挑戦を始める 旅行で新しい料理や風景に触れるように、日常生活にも「初めての体験」を取り入れることで、脳が刺激されます。たとえば、「簡単な脳トレ(クロスワード、数独など)」や「新しい習い事(楽器、ダンスなど)」、ほかにも「新しく発売された本を読む」などもいいですね。 認知症予防の第一歩は、「脳を意識して使うこと」です。そのためにオススメなのが『1分間瞬読ドリル』 です。このドリルでは、「記憶力」はもちろん、「判断力」「思考力」「発想力」「読解力」「集中力」といった、日常や仕事で役立つさまざまな脳の力を鍛えられます。1日たった1分、気軽に取り組むだけでOK。さらに、9種類の脳トレ問題が用意されているので、飽きずに楽しく続けられます。この機会にぜひ、新しい習慣として始めてみてください! *本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。
山中恵美子