なぜか片づかないリビングでいつの間にか増殖しているモノとは…この「捨てやすい4種」から処分するのが、片づけの<早道>!
着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、これまでに6000人以上の受講生へアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。今回は「捨てやすいもの」です。 【写真】わが家でたまっていた説明書類。ほとんどがネット上にアップされていました * * * * * * * ◆「捨てやすいもの」について考えてみる はやいもので11月も半ばを過ぎました。今回は「捨てやすいもの」について考えてみたいと思います。 片づけのコツのひとつに、とにかく小さいもの、片づけやすいところから着手して勢いをつける、というものがあります。 ですので、捨てやすいものを見出すことで徐々にモノを減らし、”片づけのエンジン”をかけていくのは、年末の大掃除を前にしたこの時期こそオススメです。 特に寒くなってくると、暖かいリビングで過ごす時間が長くなるはず。ですので、まずはリビングの中で増えがちで、それでいて捨てやすいものをピックアップしてまいりましょう。
◆その1「紙類」 かさばるものの代表格はやっぱり紙類。たとえば、古い雑誌や分厚いカタログなどが、いつの間にか、リビングや棚の一角を占めていませんか? カタログの場合、通販などで一度購入した会社から、季節ごとに送られてくることもあるので、気づけば販売期間が過ぎた古いものも溜まりがち。これらはすぐに処分し、必要なものだけ残しましょう。 今はデジタルで商品カタログを見ることができる時代。 紙でもらったために、のちのちゴミになる可能性もありますし、メーカー側もコストがかかっているわけですから、紙のカタログが不要なら、そもそも送ってもらうのを止めてもらう、という判断もアリだと思います。 続けてチェックしたいのは取扱説明書。こちらも今やネット上で確認できるものが多く存在します。すごく古い家電だったり、使うたびに説明書を確認する必要のあるものでもない限り、処分を検討していいのかもしれません。 街角でもらったり、ポストに入っているフリーペーパーも、手に入れた際に「いつか見よう」「また読もう」と思っていても、テーブルなどに積み重なったまま、気が付けば情報が古くなっていた、なんてことがしばしば。確認して、不要であれば処分しましょう。
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