リーズ電撃移籍の経緯明かす田中碧「どういうサッカーをするのかが、すごくキーだった」
新天地でデビューを飾り、心機一転で日本代表の戦いに臨む。MF田中碧は8月30日にデュッセルドルフからチャンピオンシップ(英2部)のリーズに移籍。翌31日には途中出場でデビューも果たした。その流れで帰国して北中米ワールドカップ出場を懸けた戦いへ。3年前に代表初ゴールを決めた埼玉スタジアム2002での試合に向け、「個人的に満員の埼スタでやるのが初めて。そこはけっこうワクワクしている。しっかり勝てればいい」と勝利を誓った。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 デュッセルドルフで新シーズン開幕を迎えた田中は、ブンデス2部の公式戦4試合でフル出場。そのさなかで移籍が決まった。田中は「シーズン前に決めたかったけど……」と移籍の経緯を明かした。「いろいろ考えたなかで、自分のなかでいいなというのがなかった。最後の最後まで出てくるなかで一番いいところを選べばいいかなと、自分が決めなかった」。欧州5大リーグへの移籍を希望していたというが、それ以外にも要素はあったという。 「もちろん(欧州5大リーグの)選択肢もあったなかで、やっぱりどういうサッカーをするのかが自分のなかではすごくキーで。自分がそこで試合に出られるかとか、ゆくゆくを考えたときに自分がクラブで活躍してもう一個上のステージに行けるのかとか、そういうのを相対的に考えた」 「リーズはイングランドのなかでも特別。そこで上に行ければプレミアに行けるので、そこが一番可能性がある。そういう意味でリーズかなと」 デュッセルドルフで試合に出ていたこともあり、「コンディションもいい」と強調。シーズン開幕後に移籍したため、チーム作りが進んでいるリーズでの定位置争いは難易度が上がるが、それでも「(代表戦が)終わってからが勝負」と生き残りに意欲を見せていた。