竜王戦第6局1日目が終了、佐々木八段が73手目封じる「攻め継続できるか」…午後は藤井聡太竜王が長考繰り返す
藤井聡太竜王(22)(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)に佐々木勇気八段(30)が挑戦する第37期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス)の第6局は11日午後6時、佐々木八段が73手目を封じ、1日目が終了した。 【写真】おいしそう…藤井竜王と佐々木八段の昼食メニュー
前局で3敗目を喫し、後がない佐々木八段が選んだ作戦は相掛かりだった。午前中に大駒を取り合う激しい戦いに突入、67手目まで進むという早いペースだった。午後は藤井竜王が長考を繰り返し、一転してスローペースの戦いとなった。
封じ手は、71手目に佐々木八段が▲9五角と持ち駒の角を打って王手をした手に対し、藤井竜王が△8四歩と打った局面。「佐々木八段は角を打ってしまったので、攻めを継続できるかが焦点」(新聞解説の中川大輔八段)となっている。佐々木八段がどのような手を用意しているか。本局は大きな勝負どころを迎えた。
対局は12日午前9時に再開される。