年末の海外旅行を直撃!12月から「燃油サーチャージ」再値上げ…「サーチャージ」無しの航空会社とは
燃油込みで販売する「ダイナミックパッケージ」はお得か否か
航空券とホテルを組み合わせるダイナミックパッケージも、実は燃油サーチャージ込みの価格で販売している。しかも、支払った後に燃油サーチャージの金額が上がっても、販売元の旅行会社から追加徴収されることはない。 逆に、燃油サーチャージが下がったら損をすることにもなる。航空券の発券と同様、購入のタイミングが重要だ。 ◆燃油サーチャージの変動は事前予測できる、タイミングを見て発券もあり 航空燃油は、シンガポールケロシンの価格が主な基準となる。加えて、為替や円相場も関わってくるため、円安になるほど燃油サーチャージの金額も上がる。 「燃油サーチャージがもうすぐ値上がりしそう」という傾向は、シンガポールケロシンを逐一チェックしていれば、事前に予測可能だ。値下がり時も同様。そのため、燃油サーチャージが下がってきてまた上がりそうな時期に発券するのがテクニックの1つと言える。 一方、燃油サーチャージを航空券に加算することを禁止もしくは一定額とする国もある。日本から近い国だと、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランドなど。もちろん、渡航先までの片道分の旅費や時間などが当然かかる。 コロナ後の海外旅行は、円安に加え、この燃油代を含めた航空券の高止まりも足かせとなり、一般的に厳しい状況が続く。今の世界情勢を見ていても、すぐに燃油サーチャージが大きく下がることは考えにくい。少しでも旅費の負担を軽くするため、発券のタイミングや燃油サーチャージ不要の航空会社などを知っておいて損はないだろう。 取材・文・写真:Aki Shikama / シカマアキ
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