マンチェスター・シティ、財務規則を理由にプレミアリーグを提訴
リーグ相手に損害賠償求める
マンチェスター・シティがイングランド・プレミアリーグを相手取り訴訟を起こしていることが分かった。 シティは現在、財務規則に115件違反した疑いでプレミアリーグの調査対象になっている。 165ページに及ぶ法的書類には「この財務規則は差別的、ピッチ上での成功を抑圧する、多数派による暴虐な行為である」というシティの主張が記されていると英紙『The Times』は報じている。 シティは財務規則が英国の競争法に反しており、スポンサー契約の停止を余儀なくされたとして、リーグに損害賠償を求めていると見られる。 イングランドで史上初のリーグ4連覇を達成したシティだが、プレミアリーグにも勝ち気の姿勢だ。 財務規則ではスポンサー契約などが公正市場価値である必要があると定めている。そのため、クラブオーナーや関連企業が無尽蔵に巨額資金を投入することができなくなった。 この訴訟の結果は来たるプレミアリーグの裁定にも大きく影響を与えるだろう。 さらなる資金投入が可能になれば、シティの天下は盤石となる。一方で、シティの主張が退けられれば、罰金や降格処分すらありえるのだから、天国と地獄ほどの差がある。
構成/ザ・ワールド編集部