プレミア白星スタートのマンUにスコールズは厳しい視線 改善すべき点も指摘「ユナイテッドの問題は……」
フラムに勝利したが
マンチェスター・ユナイテッドは開幕戦でフラムに勝利し、今シーズンのプレミアリーグを白星でスタートさせた。しかし、クラブレジェンドのポール・スコールズ氏は厳しい視線を送っているようだ。 [動画]新加入ザークツィーが決勝ゴール マンUはフラムとの開幕戦を制し、白星スタート この試合、前半からユナイテッドはいくつかチャンスを作っていたが、1点が遠く、スコアレスドローで終わると思われていた。そんななか、チームを勝利に導いたのは新加入のジョシュア・ザークツィーだ。87分に決勝点を決め、ユナイテッドが1-0で開幕戦勝利を果たした。 確かにユナイテッドは苦戦していたが、新加入選手が結果を残したことや最終的に勝利できたことは大きい。今シーズンへの期待を抱かせるパフォーマンスも随所に見られたが、スコールズ氏はユナイテッドはさらに努力する必要があると語り、改善点にも言及した。『Sky Bet』が主催する「The Overlap Fan Debate」にてスコールズ氏が話した内容を英『Daily Mail』が報じている。 「マンチェスター・ユナイテッドの開幕戦、フラム戦では、昨シーズンのパフォーマンスとあまり違いは感じられなかった。私は彼らはうまくやっていたし、試合に勝つに値すると思ったが、それでも中央の中盤にスペースがたっぷりある場面が何度もあった。ユナイテッドの問題は、ボールを持っているときはいつでも攻撃しようとすることだが、それは良いことではない」 「時には試合の緊張を和らげるために、5分間ボールを保持する必要がある。しかし常に攻撃を続けることで、ボールがゴール前を行ったり来たりするサッカーになってしまう。マンチェスター・シティと彼らの中盤を見ると、彼らはプレイを落ち着かせて、その方法で相手チームを倒している。しかし、ユナイテッドの場合は、選手が至る所を走り回っているので、非常に混沌としている」 ボールを持ったら常に仕掛けることで、ディフェンスラインと前線との間にスペースが生まれることを改善点として挙げたスコールズ。ボールを持ったら常に相手のゴールに迫ることで、アクションの多い展開にはなるが、ボールを奪われると、準備が整っていない状況でカウンターを受けることもある。カウンターからのピンチを少なくするためにも、スコールズ氏は時には中盤でボールを落ち着かせる時間も必要だと感じているようだ。
構成/ザ・ワールド編集部