「オリンピックで自分たちのプレーが出せた」バドミントン“ナガマツ”ペアが白星スタート 初戦で東京五輪王者を撃破
◇パリオリンピック2024 バドミントン女子ダブルス 予選リーグ(大会2日目=日本時間27日、ポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナ) 【画像】パリに出発するバドミントン・“ナガマツペア” パリオリンピックは大会2日目、バドミントン女子ダブルスは予選リーグが始まり、グループAに入った永原和可那選手と松本麻佑選手の“ナガマツ”ペア登場しました。初戦の相手は東京五輪で金メダルを獲得したアプリヤニ・ラハユ選手と新たにペアを組んだシティファディアシルバ・ラマダンティ選手の強豪インドネシアペア。 ナガマツペアは試合開始直後、相手に連続ポイントを許します。しかし6-7から4連続ポイントで逆転したナガマツペア。流れを引き寄せるとデュースに持ち込まれながらも、最後は相手のミスで24-22とし第1セットを制しました。 続く第2セットではナガマツペアが2-0と2点リードしますが、直後に3連続ポイントを奪われ逆転をされてしまいます。しかしナガマツペアはこの第2ゲーム3度の3連続ポイントを奪うなどリードを広げ、21-15で勝利。前回王者の実力組を相手にストレート勝利で初戦を白星スタートで飾りました。 初戦を勝利で終えた永原選手は「前回の(東京)オリンピックのときは無観客でしたし自分たちのプレーを一つも出せなかったので、今日本当に初戦で緊張感もあったんですけど、すごい試合を楽しんでできた」と東京五輪との違いを感じていました。「お客さんがいる会場に着いたときに、すごい感極まるものもあって『これがオリンピックだな』と感じて声援を力に変えてプレーすることができました」と初めての有観客オリンピックの感想を語りました。また松本選手は「初戦が本当に大事でリーグ決まったときから準備していたんですけど、ようやくオリンピックで自分たちのプレーが出せた。良い意味でオリンピック感がなく、いつも通りに入れたのが結構良かったのかなと思います」と初戦を終えた手応えを話しました。 さらに、前回大会王者との接戦を制したことについて、永原選手は「1ラリー1ラリーしっかり自分たちがどういうプレーとか、配球をするかっていうのを確認しながらやっていたので、競った場面でも自分たちのやることをしっかり明確にしながらやれた。今日1ゲーム目、しっかり乗り越えられたのが勝因だったかなと思います」と松本選手とのコンビネーションの良さを明かしました。最後には、父親が観戦した試合で初めて勝利したという松本選手。「1回勝った後が勝負だと思うので、こっから気合いを入れてまた明日朝から頑張っていきたいと思います」と翌日に行われるグループA・2戦目に向けて意気込みを語りました。