「根は真っ暗です」豪快で明るいマウイを演じる尾上松也、唯一役柄と“共通”していること
「マウイはとても豪快で明るい半神半人。仲間を楽しませたい、喜ばせたいという気持ちがとても強いんです」 【写真】ディズニー、ピクサーなど4つの世界を表現したクリスマスツリーの点灯式に登場した尾上松也
半神半人のマウイを演じる尾上松也
12月6日から公開される映画『モアナと伝説の海2』で、主人公のモアナと共に旅をする半神半人のマウイの声を、前作から引き続き尾上松也が演じる。自身とマウイの共通点について、 「僕はこうして表に出るお仕事をしているのですが、根は真っ暗なものですから(笑)、マウイのように陽気ではないんです。マウイの普段からポジティブで明るくて、何があっても笑顔を忘れないようなところは僕にはない部分ですので、素晴らしいなと思います。でも僕も人を喜ばせることが大好きなので、そこは共感するところです」 と話してくれた。前作からの続投だが、演じる上で意識した部分はあるのだろうか。 「できるだけ前作のキャラクターの雰囲気を保ちつつ、今回はモアナをサポートして励ますようなかたちで、ふたりの関係性がより深くなったところをうまく表現できればいいなと思っていました。仲間も増えるので、絆もパワーアップしていきます」
そんな今作の見どころは?
「大人になっていくにつれて、今ある何かを失う怖さや現状のままで本当にいいのかなど、悩むことが多くなると思うんです。でもモアナたちは、自分が何を信じるのか、強い意志を持って行動で示して、世界に大きな影響を与えていく。 信じて突き進むことの大切さ、失うことを恐れずに次のステップに進む勇気を感じていただけると思います。映像美も素晴らしいですし、もちろん歌もありますので、ぜひ劇場で見ていただきたいです」 モアナは引き裂かれた世界をひとつにつなげるため、仲間を誘って冒険の旅に出る。もしモアナのように船旅に出るなら仲間にしたい人を尋ねると、 「各エキスパートがいてほしいですよね。船の操縦ができる人はもちろん、料理ができる人、掃除ができる人、あとは、長旅になると海で食料を確保しないといけないので、釣り名人もいてほしいな。え、僕は何をするのかですか? 何もしないです(笑)。船長もしません。船長はやっぱり操縦のプロがやるものじゃないのかな。僕はボードゲームを持っていったり、船のみんなが楽しくなるだろうなっていうことを考えますので、大変なことは全部やっていただきたいです(笑)」 人を楽しませるエキスパートだ! 前作の映画から3年後が舞台になっている今作。3年前と今で変わったことは? 「主にお仕事に関して、物事の見方が少し変わったと思います。視野がより広くなって、やりたいことも増えた気がします。 年齢的にそうなのかもしれないのですが、お仕事をいただくだけではなく、自分で何かを作っていく機会が増えてきました。そうなってくると、必然的に視野や興味がだんだんと変わってきました」 12月6日公開映画『モアナと伝説の海2』配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン(C)2024 Disney. All Rights Reserved. ヘアメイク/岡田泰宜(PATIONN) スタイリスト/椎名宣光