【パリ五輪】2023年ワールドカップ決勝の再戦はセルビアに軍配!ヨキッチがトリプルダブルの大活躍で銅メダルでフィニッシュ<DUNKSHOOT>
現地時間8月10日、パリ五輪の男子バスケットボールは3位決定戦が行なわれ、セルビア(FIBAランキング4位)が昨年ワールドカップ王者のドイツ(同3位)を93-83で撃破し、銅メダルを獲得した。 【画像】トリプルダブルでセルビアに銅メダルをもたらしたヨキッチのスタッツ 両チームは昨年のワールドカップ決勝で対戦し、デニス・シュルーダーが28得点、フランツ・ヴァグナーが19得点の活躍でドイツが83-77で接戦を制したが、序盤から主導権を握ったのは1年前のリベンジに燃えるセルビアだった。 ドイツがフィールドゴール成功率3割台と波に乗れないなか、セルビアは前半でニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)が10得点、6アシスト、ボグダン・ボグダノビッチ(アトランタ・ホークス)が8得点、ベンチからヴァシリエ・ミチッチ(シャーロット・ホーネッツ)が12得点とNBA選手が躍動し、46-38とリードして折り返す。 第3クォーターに入ってもセルビアは攻撃の手を緩めず、10連続得点で残り4分52秒にはこの日最大の19点差をつける。このままでは終われないドイツもイザック・ボンガ(2本)、モリッツ・ヴァグナーの3連続3ポイントなどで追い上げるものの、セルビアもミチッチが長距離砲やフリースローで得点を重ね、72-63でラスト10分を迎える。 第4クォーター、セルビアはボグダノビッチとヨキッチの長距離砲で再び2桁リードを奪う。ドイツもシュルーダーを中心に流れを引き寄せようと試みるが、セルビアはボグダノビッチの3ポイントとレイアップで対抗。最後まで集中力を失わなかったセルビアがW杯の雪辱を果たした。 セルビアはヨキッチが19得点、12リバウンド、11アシストのトリプルダブル、ミチッチが19得点、ボグダノビッチが16得点、アレクサ・アブラモビッチが13得点、フィリップ・ペトルシェフが11得点をマーク。 ドイツはF・ヴァグナーが18得点、9リバウンド、4アシスト、M・ヴァグナーが16得点、シュルーダーが13得点、6アシスト、ヨハネス・ティーマンが11得点あげたが、初のメダルにはあと一歩及ばなかった。 構成●ダンクシュート編集部
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