【山形】迫る知事選 年末年始の動き
YTS山形テレビ
真冬の政治決戦とされる知事選挙の告示まであと3日です。 無投票ムードから一転、選挙戦となる公算が大きくなる中、年末年始も舌戦に向けた準備が進められました。 知事選挙に出馬を予定しているのは、現職で5回目の当選を目指す吉村美栄子さんと、無所属・新人で自営業の金山屯さんの2人です。 【吉村美栄子氏】「ようやくほやほやの出来上がってまいりました」 年の瀬の28日、現職の吉村さんは県内全域の後援会役員を集めた会合で、選挙公約を発表しました。 主な柱は5つで、大雨からの復旧・復興や子育て負担の軽減などを訴えます。 挨拶では、無投票から一転、選挙戦となる見込みであることにも言及しました。 【吉村美栄子氏】 「(知事選が)1日で済むと選挙費用がかからない。県の予算もその分県民サービスにまわせると思っていたが17日間の時間をいただいたということは、私がその分県内をまわらせていただけるということ」 今回は、立憲、国民、共産の県内組織に加え、自民党県連が初めて「支援」にまわります。 会合には、自民系の市町村長も多く出席しました。 【土田正剛 東根市長】「私はミスター自民党であります。しかし知事選に関しては私は吉村党であります」 事実上の決起集会とも言えるこの会合で、選挙戦へ向けて引締めをはかった陣営。 元日の初詣で吉村さんは、選挙の年にいつも身に着けているというオレンジ色のマフラーで決戦ムードを高めました。 【吉村美栄子氏】「これを巻けばあったかくなりますのであったかい県政をさらに県民と一緒になって推し進めていければ」 一方、12月25日に出馬を表明した無所属・新人で福島県在住の金山さんは、この年末年始、自宅で選挙への準備を進めたということです。 無投票の阻止を一番の出馬理由にあげていて、パートナーシップ宣誓制度の廃止と子育て政策の充実などを訴えます。 きょう(1月6日)届け出書類の確認のために県庁を訪れた金山さんは、選挙戦への決意を語りました。 【金山屯氏】「今後を背負っていく若者たちに政治的に関心を持ってもらう、その発信が山形県から出来れば一層素晴らしいと思って手を挙げている」 知事選挙は1月9日告示、17日間の舌戦をへて26日に投開票が行われます。