穀物で描く伝統の“弥生画”制作 題材は「ツルの恩返し」
RAB青森放送
たくさんの穀物などを使って描く「弥生画」の制作が鶴田町で行われています。 「弥生画」を制作しているのは山道町内会です。 「弥生画」は江戸時代に「天明の大飢饉」が起きた際豊作を願う人々が穀物の種を持ち寄り板に貼り付けたことが起源とされ230年以上続く伝統行事です。 今年の題材は「ツルの恩返し」。 餅米や小豆、ひまわりの種など17種類の穀物や豆類を使って恩返しに来たツルが羽ばたいていく場面を表現しています。 弥生画には豊作だけでなくこんな願いも…。 ★山道町内会 澁谷信一さん 「去年から鶴の舞橋も工事が始まって来年3期工事になりますので無事に改修工事が終わって安全に通行できることを願っています」 また今年も多発したクマ被害がなくなるよう願いを込めた「金太郎」の弥生画も地域の子どもたちといっしょに制作しています。 完成した弥生画は今月30日に町内の「闇おかみ神社」に奉納されます。