妊娠していた野良猫を保護し、2週間後に5匹の元気な子猫が誕生。「尊さに日々感動」した日々から2年が経過した現在は
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@shirasu_nogohanさんが「ちっこくてかわいい」と投稿していたこちらの写真。そこには、まだ生後20日ほどの5匹の子猫・しらすくん、さくらくん、しじみくん、みつばちゃん、みずなちゃんの姿が写っています。 【画像】横一列に並んでご飯を食べるすみれちゃん親子 保護猫だった「すみれちゃん」という母猫が出産したという5匹の子猫たち。撮影時はちょうど授乳を終えたすみれちゃんがベッドから離れたときだったといい、5匹は「ママの姿(おっぱい)を名残惜しそうに見ていた」のだとか。微笑ましい場面をおさめた写真について、飼い主さんは次のように話しています。 飼い主さん: 「この頃は少しずつ離乳食も始めてはいましたが、おっぱいは格別だったんだと思います。ママのすみれちゃんはとっても献身的に育児をしてくれたので、飼い主はただただママと子猫たちのかわいい姿を堪能する日々でした。当時は『かわいい~、しあわせすぎる』と悶えていましたし、今でも写真を見返しては悶えています(笑)」
外で暮らしていた、すみれちゃん。会うたびにお腹が大きくなっていることに気づき、保護を決意
飼い主さんが母猫のすみれちゃんと出会ったのは、2020年の冬の時期のこと。自宅の近くで出会ったというすみれちゃんは、とても警戒心が強く、姿を見せてくれるのも不定期だったそう。近づくと逃げてしまうため、飼い主さんはしばらくは遠くからすみれちゃんに挨拶をする程度だったのだとか。 外で暮らすすみれちゃんのことを見守るようになって数カ月が経過した頃、飼い主さんはすみれちゃんのお腹が以前よりも大きくなっていることに気がつきます。 会うたびにお腹が大きくなる様子を見て「妊娠しているのかもしれない」と思い、慌ててすみれちゃんの保護の準備を進めたそうです。 すみれちゃんを保護したときのことや、出産時のことについて、飼い主さんはこう話しています。 飼い主さん: 「人馴れしていない妊娠中の猫の保護に不安はありましたが、なんとかすみれちゃんを無事に保護して病院へ連れていくことができました。エコー検査の結果、先生からは『赤ちゃん元気だね! もうすぐ生まれそうだよ』と安心できる言葉をいただきました。 妊娠中の猫のお世話は初めてでしたが、静かで落ち着けるよう一部屋をすみれちゃん用に整え、ストレスにならないよう距離をとりながらお世話をして約2週間、無事に5匹の元気な赤ちゃんが生まれました。 生まれたばかりの子猫の体をなめるすみれちゃんの様子や、一生懸命におっぱいを吸う子猫たちの様子はとても感動的だったことを覚えています」 子猫が生まれてすぐの頃は、里親を探すことも考えていたという飼い主さん。しかし、毎日献身的に子育てをするすみれちゃんや、かわいい子猫たちの姿を見ているなかで、心境に変化があったといいます。 飼い主さん: 「仲良しの親子を引き離すのは忍びないし、なにより自分たちの『手放したくない』思いが強くなり、全員まとめて家族に迎え入れました」