教員の長時間労働 授業や部活動、事務見直し 福島県教委、全公立校で着手 5年かけ改善へ
昨年度の教員の勤務実態調査によると、「過労死ライン」に当たる月80時間超の時間外勤務をした割合は中学校が25%で最も高く、高校が19・3%と続いた。時間外勤務で最も多忙と感じた業務としては小中高・特別支援の全てで「成績処理」が上位となり、中、高校は「部活動・クラブ活動」との回答が多かった。 県教委は毎年実施する勤務実態調査を踏まえ、プランを見直していく。 【教員の働き方改革に向けた主な取り組み項目】 ・スクールサポートスタッフの配置 ・専門スタッフとの連携 ・各学校の教育課程の見直し ・担任制の在り方や授業持ち時間などの見直し ・調査・統計、会議・研修などの整理・オンライン化 ・休養日取得の徹底や体制見直しなど持続可能な部活動運営 ・市町村立中学校での休日の部活動の地域移行 ・県立学校での採点システム導入