ヘリ墜落 イラン・ライシ大統領らが“死亡”国営メディア
イラン北西部で19日、ライシ大統領と外相を乗せたヘリコプターが墜落しました。国営メディアは大統領らは死亡したと伝えています。 イラン国営テレビなどによりますと、ライシ大統領とアブドラヒアン外相らを乗せたヘリコプターが19日、イラン北西部の東アゼルバイジャン州の山中に墜落しました。濃い霧のため捜索は難航しましたが、ロイター通信はイラン国営メディアの報道として、ライシ大統領とアブドラヒアン外相の死亡が確認されたと伝えました。 ヘリは山頂部分に墜落したとみられ、全焼し乗っていた全員が死亡したということです。墜落の原因は分かっていません。 ライシ大統領らは、北西部にあるダムの開所式に出席したあと、ヘリコプターで帰路についていました。 ライシ大統領は2021年に大統領に就任。パレスチナ自治区ガザ地区の情勢をめぐりイスラエルとの対決姿勢を打ち出すなど保守強硬派として知られ最高指導者ハメネイ師の後継の有力候補ともみられていました。 今後は第一副大統領のモフベル氏が一定期間、職務を代行し、その後、大統領選挙が行われる見通しです。