【バレー】男子バレーボール、開催国のフランスが2大会連続の金メダル。ヌガぺト「3回目の金メダルも目指すつもりです」 パリ五輪
パリ五輪男子バレーボール決勝は、フランスが3-0(25-19、25-20、25-23)でポーランドを下した。フランスのパトリィは試合前に、「東京の五輪タイトルを守ると思ったら、それは負けを意味する。3年も経ち全く別のトーナメントだ。相手を打ち砕くことのみに集中する」と言っていた通り、チーム全体が準決勝でも見せたような素晴らしい集中力だった。イタリア人のジャーニ監督は、イタリアの英雄と言われた現役時代、唯一五輪のタイトルが取れなかった。フランス監督として、前回優勝、開催国というプレッシャーをはねのけ、金メダルを獲得した。ジャーニ監督はどのような思いだったのだろうか。試合後の監督と選手のコメントを紹介する。(FIVB、FFvolley、PZPSのインタビューより)
ロス、ソウル五輪のアメリカの連覇以来36年ぶりの快挙
●フランス、ジャーニ監督 :とてつもない感動です。なぜかって? 理由は二つありますが、まず初めに、金メダルを2度取るという事は、とても難しい事です。バレーボールの歴史において、五輪の2覇は最も困難なものです。私は金メダルを35年間待ち続けました。現役の選手と監督では、もちろん立場は違いますが、素晴らしい達成感です。もう一つの理由は、準決勝でイタリア、決勝でポーランドというレベルの高いチームに質の高いゲームで勝てたからです。世界選手権では準々決勝で負け、去年は10敗もしました。今年の初めに選手にこう言いました。私たちの守備はとてもいい、しかし試合に勝つには、もっとスパイク、ブロック、サーブを強化しなくてはいけないと。準決勝、決勝でイタリアとポーランドに技術的にも、ゲームの組み立てにおいても、かなりプレッシャーをかけられたと思います。全員が力を合わせ築きあげた結果だと思います。
●フランス、OHヌガペト:準決勝同様、素晴らしい試合でした。この2つ目の金メダルは必然的により味わい深いものになりました。スタンドに家族や友達が大勢いて、本当に素晴らしい感動で、言葉で説明するのは難しいです。私はチームを誇りに思います。いい時も悪い時も共に過ごし、どこで何をするのも一緒にいるのが好きなんです。今日の試合ではテクニックやゲームプランじゃなくて、フランスで試合することを楽しもうと皆で話しました。2回オリンピックのチャンピョンになれる人はそういません。でも私たちは3回目も取りに行くつもりです。まずは来年の世界選手権で、それも欲しいタイトルです。このグループは本当にうまくいっていて、ここを離れたくありません。また次の冒険を始めたいです。