公立校・精神疾患で「休職」の教員全国で7000人 3年連続で最多に
昨年度=2023年度に公立学校で精神疾患を理由に「休職」となった教員は7000人余りで、3年連続で過去最多となりました。 文部科学省の調査によりますと23年度、公立の小中学校と高校、それに特別支援学校で精神疾患を理由に原則90日を超えて休み「休職」となった教員は、前年度より580人多い7119人でした。年代別では30代が2128人で最も多くなりました。また、全ての教員に占める割合は130人に1人に当たる0.77%でした。 教育委員会が把握した休職の要因は「児童・生徒への指導に関すること」が26.5%で最も多く、「職場の対人関係」「事務的な業務に関すること」が続きました。 増加の背景には業務の多忙化などがあると指摘されています。一方、性犯罪や性暴力などで懲戒処分や訓告を受けた教員は320人で、こちらも過去最多となりました。