「過保護すぎる?」と悩む母親…小学生の“一人遊び”いつから許すべきか?
できるだけ安全に、一人で遊びに行かせるには?
子どもが単独行動をしているおうちで多く聞かれるのが、「GPSを持たせている」「エアタグを使っている」「キッズ携帯を持たせている」という声。 登下校だけであれば、位置情報が分かればそれで良いことが多いのですが、一人で友達と遊びに行くようになると、居場所だけわかるのではなく音声でのやり取りができた方が便利なようで、録音機能付きGPSや会話できるスマートウォッチ、キッズ携帯やスマホを持たせている、という家庭が多いようです。 また、はじめのうちは親が付き添って、交通ルールや危ない道を教えるなど、独り立ちするための準備も必要。 公園で遊ぶときのルールや、友達の家に勝手に行かない、どこで誰と遊ぶのか親に報告し、何時までに帰るか約束する、など、事前に何度も親子で話し合うことが大事なのかなと思います。 学童っ子はそういった経験値も少ないですし、平日は親が仕事で付き添えないことも多いので、まずは仕事が休みの日や早く帰れる日に、お友達と遊ぶ練習をしてみるのも良さそうです。 また、ママたちのネットワークも重要で、たとえ自分が公園に付きっきりでなくとも、下のきょうだいと一緒に来ていたママに様子を教えてもらったり、危ないことをしていたら報告してもらったり。 子どもと仲が良い子のママ達とはできるだけ連絡先を交換し、顔見知りになっておくのが安心です。
相反する「子どもの自立」と「子どもの安全確保」
息子の一人遊びデビューは「親のいないところでもルールを守り、自分で考え、お友達と仲良く遊ぶ」という子どもの自立や成長につながるから良い、と思う一方で、少なからず子どもを危険にさらしてしまうのではないかというある種、矛盾した感情が交錯するため、自分の中でも葛藤があるのは事実です。 恐らくこの葛藤は、これから子どもの行動範囲が広がるにつれ、しばらくは続いていくことでしょう。 その都度子どもとよく話し合いながら、他人に迷惑をかけないことや防犯意識はもちろんのこと、社会で生きていくためのルール、何か不測の事態が起きたときのシミュレーション等を教えていくとともに、GPSやスマートウォッチなど、文明の利器をうまく活用しながら、親として少しずつ自立をサポートしていければと思っています。 小学校低学年の一人遊び、みなさんはどう考えますか?
【Profile】うなぎママ(@unagi.mama)
小3男の子、年長女の子の二児の母。 会社員として勤務する傍ら、インスタグラム(@unagi.mama)にてワーママ情報特化アカウント(10.3万フォロワー)、30代ワーママのファッションアカウント(1.1万フォロワー)を運営。 自ら直面した「小1の壁」を乗り越えるためのライフハックを発信中。