【絵本のことば】『ラチとらいおん』|「ぼくに、こんな らいおんがいたら、…」
古今東西の名作絵本から、印象的なことばを日替わりで紹介。弱虫と言われる少年ラチが「あかいらいおん」と出会い、苦手なものを克服し成長していく様子を描いた勇気をくれる1冊から。 「ぼくに、こんな らいおんがいたら、 なんにも こわくないんだけどなあ」 日本でも高い評価を集めるハンガリーの国民的絵本作家マレーク・ベロニカ。なかでも人気の一冊。飛行士を夢見るけれど世界中で一番弱虫と言われてしまう男の子ラチ。犬を見ると逃げ出し、暗い部屋にも入れない臆病者。 しかし「あかいらいおん」と一緒に弱虫を克服することに。「あかいらいおん」という勇気を手に入れて一歩ずつ変わるラチの姿が、 多くの男の子たちの背中を押してくれる。
photo_Kazuyoshi Aoki text_Kana Umehara, Ayumi Shirasaka edito...