中日1位・金丸夢斗、漢字一字で「新」と来年の抱負 「新しい環境の一年、新人王を目指して頑張っていきたい」
中日からドラフト指名を受けた1位の関大・金丸夢斗投手(21)、2位の西濃運輸・吉田聖弥投手(22)、4位の日本生命・石伊雄太捕手(24)が12日、東海ラジオのドラゴンズ応援特番「Dragons New Days」に出演した。大学生と社会人のルーキートリオは来年の抱負を漢字一字で表現。金丸は「新」、吉田は「運」、石伊は「要」としたためた。 ◆金丸夢斗ら中日ルーキートリオ、緊張のラジオ生出演【写真複数】 今年の漢字が「金」と発表された。金丸にとって、プロ野球選手になる夢をかなえた2024年。来年の抱負を込めた漢字を問われると、色紙にすらすらと書いた文字は「新」。「新しい環境に身を置く一年になる。新人王を目指して頑張っていきたいです」と、はにかんだ。 学生時代の節目で、新しい自分と出会ってきた。軟式野球部に所属していた中学時代は最速120キロほどだった小柄な左腕。「自分を成長させてくれる環境」と選んだ兵庫・神港橘高では成長痛に悩み苦しんだ時期も続いたが、食生活の改革やコロナ禍でのトレーニングで体を何回りも大きくした。 土台を培い、才能が花開いた関大では初めてワインドアップ投法に挑戦。「体重移動がスムーズになった」と球速アップにつなげ、大学ナンバーワン左腕へと駆け上がった。 来年からは地元を離れ、名古屋での新生活が始まる。ファンがあってのプロ野球。新たな一面を見せるルーキーイヤーにもなりそうだ。プレースタイルはポーカーフェースを貫いてきた。しかし、ドラフト会議では交渉権を獲得した井上監督が派手なガッツポーズを見せただけに「それに負けないぐらいのガッツポーズを出したいです」と熱血プレーを熱望。来季から使用するグラブのデザインには、名前にもある「金」色を初めて使用するなど、着々と準備を進めている。 現在は、今春の関西学生リーグ戦中に発症した腰痛の完治を最優先してノースロー調整中。「今は体と相談しながらコツコツやっています」と年末からのキャッチボール再開を予定している。 この日はドラフト2位で同学年の吉田、同4位の石伊と共演。ドラフト指名後、同期と顔を合わせるのは初めてだった。即戦力として期待がかかるルーキートリオ。目指すのは、もちろんそろっての開幕1軍だ。
中日スポーツ