明治大学、成長を遂げたセットプレーを武器に大学王者・帝京大学との一戦に挑む。ラグビー関東大学対抗戦
セットプレーにおいては「FW(フォワード)は帝京大戦をターゲットにしてずっとやってきた」(右LO/ロック佐藤大地・法4=国学院栃木)。フィジカル面で驚異的なパワーを誇る帝京大に対して、明大がどれだけセットプレーにおいて優位に立てるかがカギになるだろう。
「スクラムとラインアウトのセットプレーで、っかり高いクオリティのボールを供給して、BK(バックス)にボールを回してトライを取れば絶対に勝てる」(HO/フッカー西野帆平・文3=東福岡)。
そして、帝京大のキーマンとなるのは小村真也だろう。BKリーダーを務める小村は、今年度から始動した、「JAPAN TALENT SQUADプログラム」にもリストアップされ、空いたスペースをつくキックを得意としている。
7月以降、ケガにより公式戦出場はなかったが、満を持して今週末に復帰を遂げる。「WTB(ウイング)でマッチアップすると思うので、そこは警戒しなければならない」(WTB白井瑛人・商1=桐蔭学園)。
明大が『奪還』を達成するために、帝京大は必ず打ち崩さなければならない相手。「4年目で3年連続で負けているので、勝ちたい」(木戸)。両者のプライドを懸けた戦い。帝京大戦を勝利で飾り、伝統の一戦・早明戦へ弾みをつけたい。
文:森口絵美理/写真:森口絵美理、晴山赳生(明大スポーツ新聞部)
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