中国ドラマ「蓮花楼」原作小説の日本語版発売、武侠の世界を描いた謎解き時代ファンタジー
チョン・イー(成毅)が主演を務めた中国ドラマ「蓮花楼」の原作小説「吉祥紋蓮花楼」の日本語版全4巻の発売が決定。小説「蓮花楼(れんかろう)」として3月25日より順次販売される。本日1月10日に全国の書店とオンライン書店で予約受付がスタート。著者・藤萍(てんぴん)のコメントも到着した。 【動画】中国ドラマ「蓮花楼」で主演を務めたチョン・イー(成毅) ドラマ「蓮花楼」は、2023年夏に中国で大ヒットした作品。“ヒロイン不在ながら最高に面白い時代劇”としてSNSで話題になり、2023国劇盛典年度優秀ドラマ賞をはじめ、各ドラマアワードで16冠を達成した。チョン・イーのほか、ツォン・シュンシー(曾舜晞)、シャオ・シュンヤオ(肖順堯)らがキャストに名を連ねている。 原作小説は、武侠の世界を背景に絆を深めていく男たちの姿が光る謎解き時代ファンタジー。放浪の医師・李蓮花(リーリエンホワ)は移動式の住居兼診療所「蓮花楼(れんかろう)」を引いて旅を続けている。行く先々でさまざまな怪事件に出くわすが、武林の御曹司・方多病(ファンドゥオビン)とともに解決。李蓮花の名声が高まる中、彼が実は10年前に邪教「金鴛盟」の門主・笛飛声(ディーフェイション)との戦いで死んだとされた武術の名手ではないかとのうわさが広まる。 彼女が描く武侠世界に魅了された読者から「侠情の女王」と称されている藤萍。「吉祥紋蓮花楼」のほか、「情鎖」「我的花園」「九功舞」シリーズ、「中華異想集」シリーズなどを手がけてきた。このたびの発表にあたり、藤萍は「日本の読者の皆さんが中国の武侠小説を読んでどう感じるのか、とても気になります。日本と中国では、技の構えや武術に対する捉え方が違っていますが、両国の文化の差が表れて、面白いと思っています」と述べ、「小説を書くときはいつも、私は物語の登場人物を自分の友人のように扱っています。 彼らの人生は独立していて、私とは対等な関係です。彼らがどんな選択をしようとも、私は尊重します。作品が日本で出版されるのは今回が始めてですので、わくわくしています。楽しい出会いになることを期待しています」とつづった。なお本書のカバーイラストは近日公開予定だ。