「史上最高のセーブ」トルコ代表守護神に称賛の声!敵将も「ゴードン・バンクスがいたら難しい」と脱帽【ユーロ2024】
UEFAユーロ2024(EURO 2024)ラウンド16、オーストリア代表対トルコ代表が現地時間2日に行われた。試合はトルコ代表が2-1の勝利を収めている。この試合の後半アディショナルタイム(AT)に神セーブでチームを勝利に導いたトルコ代表守護神メルト・ギュノクに称賛の声が相次いでいる。英メディア『BBC』が伝えた。 【決勝トーナメント表】サッカー ユーロ2024(EURO2024) トルコ代表は試合開始1分にメリフ・デミラルのゴールで先制する。前半はトルコ代表の1点リードで折り返すと、59分にまたもデミラルのゴールで追加点を奪う。66分にはオーストリア代表が1点を返すが、1点差を守り切ったトルコ代表が2-1の勝利を収めた。 注目が集まっているのは後半ATの94分のシーン。左サイドからのクロスボールをクリストフ・バウムガルトナーが打点の高いヘディングでシュートを放つ。叩きつけられたボールはゴールへ飛んでいき、スピードも十分だったが、これをギュノクが好セーブ。右手一本で外に弾き出し、ATの最大のピンチを逃れた。 結果的にギュノクのこのセーブにより、トルコ代表は救われた形となった。対戦相手のオーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督は「我々は運がなかった。延長戦に行けば、我々が勝っていたと信じている。同点にする時間はあったが、ゴードン・バンクスがいては難しい」と脱帽。1970年のメキシコワールドカップの時にペレのシュートを止めるなど伝説的なセーブをみせた元イングランド代表GKゴードン・バンクスに例え、敵将も称賛を送った。 また、元イングランド代表DFマシュー・アップソン氏は英『Radio Five Live』で「あれはゴードン・バンクスだ。信じられない。なんて瞬間だったんだ」とコメント。さらに、元イングランド代表FWクリス・サットン氏は「ギュノクのあのセーブはユーロ史上最高のセーブだ」と称えた。 トルコ代表は準決勝進出をかけて6日にオランダ代表と対戦する。
フットボールチャンネル編集部