【バレー】アメリカ、女子バレーのプロリーグ Pro Volleyball Federation(プロバレーボールフェデレーション)とは
2024年秋には別のプロリーグも
今年の秋には、League One Volleyballリーグワンバレーボールというもうひとつ別のプロリーグも開幕する。こちらには既に日本からセッターの松井珠己選手、リベロの小島満菜美選手が参戦することが発表されている。全く別の2つのリーグがあるなら、双方の優勝チームの頂上決戦も見てみたいし、日米の対戦もあればいいと思う。 プロバレーボールフェデレーションの試合では、観客に試合を「見せる」だけではなく「魅せる」ための様々な工夫もある。エンドライン後方にゆったりしたソファー席があったり、驚いたのは主審の後ろにビデオジャッジなどの机があるが、その横、つまりチームのベンチの同じ並びにも観戦席があることだ。チームのロゴが入ったシャツやキャップを身に着ける観客は試合毎に増し、3月16日の試合では、12,090人を記録した。1万人以上の観客を楽に収容できるアリーナもアメリカの魅力だ。 アメリカ人選手にとって母国にプロリーグができたと言っても、1チーム14人のメンバーに入るのは、容易なことではない。また来シーズンもドラフト会議を経て新人が加入すれば、チームに残るのも大変だ。しかし、高いレベルの競争が国内でできることで、アメリカ女子のさらなる強化になることには間違いない。2023年末に行われたドラフト会議でColumbus Furyに1位指名されたMBアシア・オニール選手が、2024年のネーションズリーグのメンバーに召集され注目されている。このプロバレーボールフェデレーションの熱戦を経験し、世界へ羽ばたく選手がこの先どれだけ出るのか楽しみだ。 プロバレーボールフェデレーション公式サイト:provolleyball.com YouTubeチャンネル:Pro Volleyball Federation インスタグラム:realprovb
唐木田真里子