【シュートボクシング】山田虎矢太がフェザー級転向で内藤凌太と対戦、スーパーウェルター級で都木航佑vs.風間大輝も決定
2024年10月13日(日)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2024 act.5』(U-NEXT配信)の記者会見が、9月13日(金)都内にて行われ、第一弾対戦カードが発表された。 【写真】初対決となる都木と風間 57.5kg契約でSB日本スーパーバンタム級王者・山田虎矢太(シーザージム)vs.SB日本フェザー級3位・内藤凌太((BELLWOOD FIGHT TEAM)、70.0kg契約でSB日本スーパーウェルター級1位・都木航佑(キャピタルレイズfighting GlaNz)vs.同級4位・風間大輝(橋本道場)の2カードが決定。 山田ツインズの弟・虎矢太はこれまでスーパーバンタム級で戦っていたが、今大会から階級を上げフェザー級にチャレンジ。対する内藤は今年3連勝と勢いに乗っており、フェザー級の上位ランカーとして虎矢太を迎え撃つ。 虎矢太は2019年8月にデビューすると、心直、佐藤執斗、有井渚海らを破り連戦連勝。2023年2月には植山征紀をKOで破り、無敗のまま王座に就いた。2023年は6月にタンワレック・ルックサウンを1R KOで仕留めると、9月はパク・ヒョンウもKO、11月にはテーパプットに判定勝ちと13戦13勝と無敗街道を驀進していたが、2024年3月のRISEで大森隆之介のバックハンドブローに失神KO負け。初黒星を付けられた。6月に森岡悠樹を初回TKOして復活。戦績は14勝(10KO)1敗。 内藤は内藤3兄弟の長兄で2014年4月にプロデビュー。DEEP☆KICKやHOOST CUPにも出場し、2019年1月にはDEEP☆KICK 55kg級王座決定戦で拳剛を破り王座に就いた。2020年2月には拳剛とタイトルを賭けて再戦となったがリベンジを許し王座を手放した。2022年11月には山田彪太朗に判定負け。2024年4月に手塚翔太の欠場で急遽、代替出場で一階上の山浦俊一に判定勝ち。前戦は6月にウー・ジウォンから勝利を収めている。現在3連勝中。戦績は24勝15敗3分。 また、都木vs.風間の一戦は、現在空位になっているスーパーウェルター級のタイトルの行方を占うサバイバルマッチとなった。 都木は新極真空手出身で2015年の全日本ジュニア大会、2016年の全関東空手道選手権大会・中量級で優勝して頭角を表し、2017年には全日本フルコンタクト空手道選手権大会(JFKO)中量級でベスト8に入賞した。2021年2月にはDEEP☆KICK -70kg級王者の稲井良弥との無敗王者対決で判定負けを喫し初黒星となったが、9月の『Bigbang』では第7代Krushウェルター級王者・山際和希を3R TKOで下し再起を果たしている。SB初参戦で村田義光に判定勝ちすると、2024年2月にはRYOTAROにも判定勝ち。8月にはロクク・ダリから延長戦で勝利を収めた。。戦績は9勝(5KO)2敗。 風間はSB初参戦となった昨年2月の竹山和貴戦では大腰で2度のシュートポイントを奪うだけでなく、最後にスタンディングのフロントチョークでKO勝ちを収めた。4月も有馬伶弍にKO勝ちしたが、6月にRYOTAROに判定負けでSB初黒星。11月にはJETペットマニーイーグルに判定勝ちで再起。2024年2月には小原俊之をなんと6度も投げて大差の判定勝ちを収めたが、4月にロクク・ダリにダウンとシュートポイントを奪われ判定で敗れた。戦績は8勝(3KO)4敗。 会見に出席したシーザー武志会長は「山田ツインズは8歳ぐらいからウチのジムでずっと練習していて、今21歳。身体がどんどん大きくなっていき、階級を上げることになりました。階級を上げたら、兄の彪太朗とやらなきゃいけないのでいつも冷やかしているんですけど(笑)、本人たちは『いや…ちょっと…』と嫌がっています。でも、それくらいの気持ち、覚悟を持って上がっていけよとは言いましたし、対戦相手の内藤もフェザー級のタイトルを狙っているので、ここは意地でも虎矢太にKOされないように頑張ると思うんですが、虎矢太はKOするのが彼の信条なので、どうやって倒すのかか楽しみです。内藤がどれだけ頑張るのかも楽しみです。 あと、都木と風間に関しては、海人が持っている世界タイトルに挑めるぐらいに実力を上げていかないと、アピールできない状況なので、ぜひもっと競い合ってこのクラスを盛り上げてほしいと思います」と期待を込めた。以下は4選手のコメント。 山田虎矢太 「今回は正式にフェザー級に上げる1発目の試合なので、どういうパフォーマンスをお見せできるのか自分自身楽しみですし、フェザー級でもバカ強いというのをまずはトップランカーの内藤選手を相手に証明したいと思います。彪太朗との対戦については、もちろん今は考えられません。とにかく2人で切磋琢磨してトップを目指して頑張っていきたいです。ただお互い世界一を目指しているので、1人しか世界一になれないのであれば世界一を決める舞台の相手は彪太朗がいいです。世界の山田ツインズになりたいです」 内藤凌太 「この度は、僕が望む山田ツインズのフェザー級王者・彪太郎選手ではなく虎矢太選手となりましたが、いずれにしても最高の相手をご用意いただきありがとうございます。この対戦カードを見て、僕が派手なタイプではないので虎矢太選手のフェザー級初戦の餌として内藤が選ばれたくらいにしか思ってない人が多いんじゃないでしょうか。SBのベルトに賭けてきた僕の情念を舐めないでください。予想を全部ひっくり返してやります。今大会の中でも一番気持ちがぶつかり合う激しい試合になると思うのでご期待ください」 都木航佑 「今回の相手が風間選手となりましたが、過去に一度対戦が組まれたのに彼の都合で流れてしまった経緯があるので、どん底からしっかり結果を出してここまで勝ち上がって来た自分としては納得いかない部分もありましたが、復活のチャンスをくれたSBからのオファーなので意味があるマッチメイクだと信じて今回の試合に臨もうと思います。ただ、納得いかないという感情はどうしても拭いきれないので、これは試合当日風間選手にぶつけようと思います。前回の試合で自分にガッカリした方々をギャフンと言わせます。そして必ず日本スーパーウェルター級のタイトル戦を実現させます」 風間大輝 「僕がずっとリベンジしたくて対戦を熱望してるRYOTARO選手との試合を実現させるために、まずはとりあえずランキング1位の都木選手をぶっ飛ばします。今のシュートボクシングのスーパーウェルター級で唯一対戦がない風間vs.都木に注目してください。もちろん強い選手だと思うんですが僕が勝ちます。皆さん、応援よろしくお願いします」
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