費用に課題?「1人4300円」の渋滞対策 『シャトルバス』『パーク&バスライド』で実験 熊本
熊本放送
熊本県民総合運動公園周辺の交通渋滞に対応するための実証事業は、費用面で課題を残しました。 【写真を見る】費用に課題?「1人4300円」の渋滞対策 『シャトルバス』『パーク&バスライド』で実験 熊本 県民総合運動公園は、スポーツの試合やコンサートなど大規模イベントの時に周辺が渋滞することが問題となっています。 そこで県は去年(2023年)2月から今年11月まで、ロアッソ熊本のホームゲームなどでJRの駅と運動公園を結ぶ無料の「臨時シャトルバス」や「パーク&バスライド」などで、どの程度渋滞解消できるか実証事業をしていました。 12月10日の県議会で、県は実証事業の結果として、シャトルバスとパーク&バスライドで合わせて1試合あたり平均約1400人が利用したと報告しました。 しかし実施には1試合で約610万円が必要となり、1人あたり4300円かかっていて、費用面で課題を残しました。 自民党 前川收委員「ある程度の受益者(利用者)負担の概念を入れないといけなし。自らがそこに行くために、それなりの費用をとる」 県は、1万人以上の来場が見込まれる場合はシャトルバスの運行やパーク&バスライドを実施する方針ですが、今後、いかに費用を削減できるかを議論することにしています。
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