猛威をふるうインフルエンザ。腸内環境を整え免疫UPで予防。加齢はともかく、生活習慣は心がけしだい
新型コロナウイルス感染がようやく落ち着いたと思ったら、夏以降はインフルエンザがかつてない規模で大流行。この冬を元気に乗り切る免疫力の高め方をアドバイスします(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/岩田正恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》) * * * * * * * ◆免疫細胞が集中する腸内環境を整えて 免疫細胞は、加齢や生活習慣の乱れによって衰えるそう。 「加齢はともかく、生活習慣は心がけしだいで改善できます。十分な睡眠をとって疲れやストレスを溜めないようにし、規則正しい生活で自律神経のバランスを整えましょう。外での適度な運動は、血流促進とビタミンDを増やすためにも、積極的に取り入れたいところ。1日30分程度のウォーキングがおすすめです」 免疫細胞が多く存在する腸内環境を整えることも大切です。 「腸の善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維が豊富な野菜や海藻類、善玉菌を多く含むみそや納豆などの発酵食品、粘膜細胞の維持に必須のビタミンAを含むレバーやウナギ、卵などを摂りましょう」 インフルエンザの予防接種も受けておくべき、と大塚先生は推奨します。 「予防接種を受けたのに発症を繰り返してしまう人は、免疫力が落ちている可能性が高い。今回の記事を参考に生活習慣を見直してみて」 次回からは、さらに免疫力を高める生活術を詳しく紹介します。
大塚亮